感想:アニメ「アスラクライン2」第23話「残る命、散る命」(シリーズ第2期・第10話)


 アニメ「アスラクライン2」の感想です。

■公式サイト(アニメ版)
http://www.starchild.co.jp/special/asura/

■原作の公式サイト
http://asura.dengeki.com/

 CS放送・AT−Xでの視聴です。

第23話 『EX023 残る命、散る命』


■あらすじ

 智春は「一巡目」の兄・直貴と対面した。「一巡目の世界」はブラックホール実験の失敗で「異世界への門」が開いてしまったために「非在化」が進行し、滅びへと向かっていた。直貴によれば、かつて「一巡目」の智春は最強のアスラ・マキーナ《鋼》で門を閉じようとしたが失敗したという。智春は残された《黒鐵》と《白銀》を組み合わせて《鋼》に匹敵するアスラ・マキーナを作って門を閉じる作戦を思いつく。智春は《黒鐵》と《白銀》から生まれた《黒鐵・改》の力と、「一巡目」の操緒・「二巡目」の奏の二人の犠牲により門を閉じる事に成功、こうして「一巡目の世界」の破滅は回避された。

 直貴は智春に「イグナイター」を手渡した。イグナイターは「因果律制御装置」、世界の全てを自由に操る事のできる神の力だという。そして、智春たちは直貴の力で元の「二巡目の世界」に帰ることになった。


■感想

 うーむむ・・・・

 《黒鐵・改》が滅茶苦茶格好悪い・・・、あと異世界の門を守っていた最強のはぐれドウター、どう見ても「ゼットン」なんですけど・・・

 それよりなにより、「世界の破滅」があっさり回避されすぎ。「世界が一度滅んだ」うんぬんという設定が悲壮さを呼んでいたのに、あっさり「この世界は救われた、智春ありがとう」ってなぁ・・・

 多分原作はもっとありがたみと深みがあるのだと思いますが、アニメ版では「一巡目」の操緒や「二巡目」の奏の死も、なんの感動も呼びゃしない。もうちょっとなんとかならないもんなんですかねぇ。

 残り三回で極悪科学部部長&生徒会長をぶっ倒して終わり、ですか。まあ、尺的には十分ですかね。