感想:小説「星間復讐者」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 368巻)


 小説「星間復讐者」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 368巻)の感想です。

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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/415011739X/
星間復讐者 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-368 宇宙英雄ローダン・シリーズ 368) (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
クルト・マール (著), クラーク・ダールトン (著), 工藤 稜 (イラスト), 増田久美子 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2010/1/10)
ISBN-10: 415011739X
ISBN-13: 978-4150117399
発売日: 2010/1/10

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宇宙英雄ローダン・シリーズ[368]巻

 日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン・シリーズ」の一冊です。

発売  = 2010年01月上旬
サイクル= 第12サイクル「アフィリー」

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◇735話 スラムの軍隊(クルト・マール)(訳者:増田久美子)

 3580年12月、善良隣人機構(OGN)のポルタ・パト基地がついにアフィリカーに発見された。アフィリカーの攻撃に、ブルたちは絶対絶命のピンチに陥るが!?

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 謎の組織のボスの正体は、考えてみれば一人しかありえないのですが、謎解きの瞬間までは結構ドキドキしてました。ところでロワ・ダントンはどこ? ロワがOGNのリーダーなんですけど、忘れられてませんか?


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◆736話 星間復讐者(クラーク・ダールトン)(訳者:増田久美子)

 3580年、ラス・ツバイたちの乗り組む《SZ=2》(ソルセル=2)は、ついに故郷銀河系に帰還した。ラスたちは銀河系住民に希望を与えるため、”救世主ヴラト”の伝説を利用する事を思いつくが!?

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 ついにメールストロームに吹き飛ばされた人たちが(一部では有りますが)、故郷銀河系に帰ってきました。なんだか泣けてきますね。あと今まで曖昧だった故郷銀河・星のメールストローム間の距離が「数十億光年の彼方」(P178)と判明して、なんだかスッキリ。しかしアトランは何故ローダン帰還を嫌がるのか、ラスたちと何が意見が合わないのか、イマイチよく解りません・・・

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 本巻からイラストは「依光隆」先生に代わり「工藤稜」氏が担当する事になりました(巻末には工藤氏からの挨拶が掲載されています)。遠くからぱっと眺めただけなら依光タッチイラストと殆ど印象は変りませんので、心配していた「全然違うノリのイラストだったらどうしよう?」という点は取り越し苦労でした。しかし口絵も挿絵も無くなっているというのは辛い物が・・・

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★おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm

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