感想:ドラマ「刑事コロンボ」『ルーサン警部の犯罪』(1976-77年)


 ドラマ「刑事コロンボ」の感想です。

■NHK海外ドラマホームページ・刑事コロンボ
h ttp://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/

 NHK−BSハイビジョンでの視聴です。

「ルーサン警部の犯罪」  FADE IN TO MURDER


■あらすじ

 俳優ウォード・ファウラー(ウィリアム・シャトナー)は、人気テレビドラマ「刑事ルーサン」の主役の名探偵ルーサン警部役で大人気を博していた。しかし、彼は裏ではプロデューサーのクレア・デイリーに強請られており、莫大なギャラの50%をクレアに絞り取られていた。ついに我慢できなくなったファウラーは、強盗の仕業に見せかけてクレアを射殺、さらにビデオテープを利用し鉄壁のアリバイを用意するが・・・


■感想

 放映時間は1時間15分。初見。

 いやぁ、ウィリアム・シャトナーの演技が濃い。スタートレックの場合はSFで宇宙人とかが当たり前に出るので気が付きませんでしたが、普通のドラマに出ると良く解る、この人演技がなんかわざとらしいと言うかいちいちくどい感じがします。最後に「ちくしょう!」と悔しがる場面のオーバーな事と言ったら。

 しかしそれはともかくとして、話は面白かったですね。コロンボが些細な点から計画殺人と見抜くことに始まり、腕時計のことでピンと来て、最後はキッチリした証拠で犯人を捕らえるところ。犯人にまとわりついて、「あ、もう一つだけ」の連呼。私がコロンボ物としてイメージする物がきっちり揃っていました。これは意外な当たりでした。