感想:アニメ(OVA)「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコII」全3話(1997年)


 アニメ(OVA)「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコII」全3話(1997年)の感想です。

●原作小説のサイト
 それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】1 庄司 卓 朝日ノベルズ公式サイト
http://asahi-novels.com/detail/index.php?IDX=151&LIST=kikan

>天才ゲーマーの女子高生・山本洋子は、その腕を買われて千年後の未来で宇宙戦争をすることになってしまうのだが……!? 未完だった超人気作品が、完結に向けて再始動! 巻頭に特別書き下ろし短編も収録!

■概要

・1990年代に書かれた同名ライトノベルシリーズ(原作:庄司卓)のアニメ化作品。1996年の第一期シリーズの続き。監督:新房昭之。キャラクターデザイン:中沢一登。スタッフも声優も全て第一期と同じです。
・1990年代に富士見書房から出ていたシリーズは未完のまま中断していましたが、2010年10月から朝日ノベルズで完結目指して「完全版」が再スタートしています。


■キャスト
山本洋子:高山みなみ
御堂まどか:林原めぐみ
白鳳院綾乃エリザベス:宮村優子
明屋紅葉:新山志保
カーティス・ローソン:松本保典
ゼナ・リオン:勝生真沙子
メオ・ニスのルージュ:玉川紗己子
メオ・ニスのロート:かないみか
メオ・ニスのルブルム:野上ゆかな
メオ・ニスのエリュトロン:鈴木真仁
メオ・トロルのフーリガー:江原正士
シルヴィー・ドレッド:根谷美智子

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第1話 『STAGE:1 真夏のチャレンジャー』


■あらすじ

 夏休み。20世紀の日本の上空に突然30世紀の宇宙戦艦が出現し、「シルヴィー・ドレッド」なるパイロットが洋子に勝負を挑んできた。シルヴィーはTERRAの元エースパイロットで、本来ならTA-29に乗るはずだったが、素行不良のため任務から降ろされてしまい、洋子を逆恨みした挙句、NESSの新型戦艦を盗んで20世紀にやってきたのだった。洋子はローソンが20世紀に送り込んだTA-29でシルヴィーと戦うが、シルヴィーに追い詰められる。しかし最後の瞬間、NESSの艦隊司令官フーリガーが介入し、シルヴィーを捕まえていった。


■感想

 おいおい、20世紀に宇宙戦艦とか送り込んで歴史が変わるのでは・・・、と思ったのですが、確かローソンたちの世界と洋子たちの20世紀って別の世界と言うか、歴史が変わっても関係ないのでしたっけ。

 1997年ってもうプリクラも携帯電話も当たり前にあったのか・・・、どうもこの時代はどんなだったかもうよく思い出せない・・・


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第2話 『STAGE:2 伝説のナイトメア』


■あらすじ

 シルヴィーはフーリガーの部下としてNESSの一員になった。一方、洋子たち4人とレッドスナッパーズのロートは、戦闘中未開惑星に不時着してしまう。その惑星では古代超文明の復活を企む考古学者3人が待ち構えており、5人を女神と呼んで生け贄にしようとするが、洋子たちは適当に脱出して、めでたしめでたし。


■感想

 コメディ編というか番外編と言うかふざけんな的な内容でした。


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第3話 『STAGE:3 桜月夜のシンデレラ』


■あらすじ

 ガス雲の中に浮かぶ巨大桜が名物の「サクラトーラス」で、TERRAとNESSの恒例の親睦パーティーが開かれる事になった。パーティーにはエスタナトレーヒチームから一人だけ参加できることになり、洋子があみだで参加の権利を獲得する。洋子は金髪カツラとドレスでお目かしして参加し、正体に気がつかないフーリガーとダンスを踊る。そこにシルヴィーが、TERRAから盗み出した新型戦艦TA-29αに乗って乱入し、再度洋子に戦いを迫った。TA-29同士の戦いで、洋子はまた勝利し、負けを認めたシルヴィーは何処かへ去っていった。


■感想

 OVA6本のうち、この話だけエラく作画のタッチが違うのですが、何が起きたのでしょうか。お話としてはまあまあ面白かったけど、個人に新型戦艦をホイホイ盗まれるNESSもTERRAもどうかしていると思うぞ。


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 と言う事で、OVAシリーズはこれで終りですが、2話目は酷かったものの1・3話はまあまあで、そこそこ満足できました。

 この後1999年にTVシリーズが放映されましたが、TVシリーズのあのオープニング曲は今聞き直しても傑作だとしみじみ思いました。ああ、あの頃の思い出が一気に蘇る・・・(遠い目)。