マルディグラの工作員 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-505 宇宙英雄ローダン・シリーズ 505)
- 作者: エルンスト・ヴルチェク,ペーター・グリーゼ,工藤稜,赤根洋子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 文庫
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マルディグラの工作員 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-505 宇宙英雄ローダン・シリーズ 505) 文庫 2015/9/17
エルンスト・ヴルチェク (著), ペーター・グリーゼ (著), 工藤 稜 (イラスト), 赤根洋子 (翻訳)
ローダンらは、商館マルディグラのコンピュータの不具合の原因を探りだそうとするが!?
宇宙ハンザの地球外拠点であるマルディグラ商館で、コンピュータの不具合が発生した。アルバートという名の中央ポジトロニクスが種々の致命的な誤作動を起こし、住人の生命まで脅かすようになったのだ。セト=アポフィスの工作員が関係していると考えたペリー・ローダンは、ヴェガ星系での異人救出に貢献した犯罪者のエールツをともない、マルディグラ商館に向かう。だが、到着後にエールツが勝手な行動をとりはじめた!
http://www.amazon.co.jp/dp/4150120277
発売日 = 2015年9月17日(木)
サイクル= 第16サイクル「宇宙ハンザ」
【※以下ネタバレ】
内容
◆1009話 マルディグラの工作員(エルンスト・ヴルチェク)(訳者:赤根洋子)(初登場)
ローダンはマルディグラに到着したが、既にコンピュータシステムの混乱は頂点に達しており!?
コンピュータを乗っ取られて大ピンチ!という、今までになかった展開が新鮮。過去の敵は全員力押し派ばっかりでしたから。しかし結局「セト=アポフィスに負けました」という話でしかないのはガッカリ。
◇1010話 コンピュータ人間(ペーター・グリーゼ)(訳者:赤根洋子)
テラではコンピュータ悪性セルについての研究が開始されるが!?
危険物をわざわざテラに持ち込んで、当然それが厳重な警戒にも関わらず外部に流出し、恐ろしい事態に……、というパニック物の王道を行く展開です。テラナーは学習能力が無いのか。小惑星かどこかの隔離した基地で研究するべきだと思うのですけどね〜。
前半・後半とも特に面白くはないものの、全然ダメでも無いというところ。助走期間のようなものですかね。
表紙絵
メインはローダンの横顔、銃を構える男(おそらくロバート・W・G・エールツ)、一番手前の茶色の固まりはディルト人のミミ。背景は多分コンピュータ悪性セルのイメージ。
あとがきにかえて
担当は「赤根洋子」氏。全3ページ。新規参加のご挨拶です。
次巻予告
次巻は506巻「第五使者の誕生」(ペーター・グリーゼ& H・G・フランシス)(2015年10月7日(水)発売予定)。