アニメ（OVA）「それゆけ！宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」全3話(1996年)の感想です。
CS放送・AT-Xでの視聴です｡
●原作小説のサイト
それゆけ！宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】１ 庄司 卓 朝日ノベルズ公式サイト
http://asahi-novels.com/detail/index.php?IDX=151&LIST=kikan
＞天才ゲーマーの女子高生・山本洋子は、その腕を買われて千年後の未来で宇宙戦争をすることになってしまうのだが……！？ 未完だった超人気作品が、完結に向けて再始動！ 巻頭に特別書き下ろし短編も収録！
■概要
・1990年代に書かれた同名ライトノベルシリーズ（原作：庄司卓）のアニメ化作品。監督：新房昭之。キャラクターデザイン：中沢一登。
・1990年代に富士見書房から出ていたシリーズは未完のまま中断していましたが、2010年10月から朝日ノベルズで完結目指して「完全版」が再スタートしています。
■キャスト
山本洋子：高山みなみ
御堂まどか：林原めぐみ
白鳳院綾乃エリザベス：宮村優子
松明屋紅葉：新山志保
カーティス・ローソン：松本保典
ゼナ・リオン：勝生真沙子
ルージュ：玉川紗己子
ロート：かないみか
ルブルム：野上ゆかな
エリュトロン：鈴木真仁
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第１話 『STAGE:1 ゲットレディ！』
■あらすじ
西暦2990年代。宇宙に広がった人類は「TERRA」（テラ）と「NESS」（ネス）の二大勢力に分かれて対立していた。この時代には物質転送システムにより戦争で人が死ぬことは無くなり、一人で操縦できる宇宙戦艦同士が戦うゲーム感覚の戦いが繰り広げられていた。
TERRA側は宇宙戦艦のパイロットとして、1000年前（1990年代）の日本の女子高生「御堂まどか」「白鳳院綾乃エリザベス」「松明屋紅葉」の三人をスカウトしていたが、NESS側のチーム「レッドスナッパーズ」に圧倒されていた。TERRAは４人目のパイロットとして、まどかたちの知り合いでゲーム好きの女子高生「山本洋子」に声をかける。洋子はあっさり承諾し、目覚しい活躍で初戦でいきなり勝利を飾る。
■感想
監督がクセ者と有名な新房昭之氏ですが、この頃(1996年当時）は凄くまともで、ヘンな演出なんか一個もありません。一体何がこの人を狂わせてしまったのか･･･
キャラデザはこの頃スター的な存在だった中沢一登氏で、1999年版のTVシリーズの「ぽよよんロック」氏のデザインより好み。まどかのおでこの表現も控えめ。しかしTAチームの宇宙戦艦の個性が殆ど出せていないのはちょっと残念なところ。
あとクライマックスでTA-29が恒星のコロナをエヴァブラックキャノンで吹き飛ばすシーンは、宇宙戦艦ヤマトのパクリとしか思えない（言い切り）。
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第２話 『STAGE:2 湯けむりナインボール』
■あらすじ
洋子たちは、レッドスナッパーズに20連勝したご褒美として、ローソンに温泉小惑星に連れて行ってもらうが、そこにはなんとレッドスナッパーズの四人もやって来ていた。やがてクレーンゲームの景品で、稀少な鉱物を算出する星系の所有権が得られるとわかり、洋子とルージュは小惑星を使ったビリヤードで対決する事に。結局洋子はルージュたち四人をまとめて倒すが、景品は一般人の子供が持っていってしまいましたとさ。
■感想
２話目にしていきなりくだらない番外編･･･、ビデオでこの話を買った人は泣けてきたのではないでしょうか･･･
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第３話 『STAGE:3 薔薇のメモワール』
■あらすじ
ルージュたちは「宇宙船の墓場」と呼ばれる宙域で異常な反応があると知り、調査に赴く。そこでは全長3000キロメートルの植民船の残骸に一隻の宇宙船が激突していた。その船はルージュたち四姉妹の母親の研究船で、彼女は既に滅んでしまった地球のバラを再生しようとしていた。ルージュたちが内部を探索している頃、植民船は暴走し、一路太陽系に突き進んでいった。洋子たちはNESSの陰謀と疑って調査に向かい、船の内部からルージュたちを助けた後、植民船を破壊した。
■感想
ちょっとしんみり編。しかしこの話、映画版スタートレック１作目に似ている気がする･･･、ヴィジャーのあの話。
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まあまあ面白かったかな。
ちなみに当時の人もそう思ったのか、翌年1997年にOVA第二期３本が作成されました。続いて視聴しよう。
