感想:アニメ(OVA)「リーンの翼」(2005年)第1話〜第4話


 アニメ(OVA)「リーンの翼」(全6話)の感想です。

■「リーンの翼」公式ホームページ
http://www.rean-wings.net/top.html

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 原作&総監督:富野由悠季。TVアニメ「聖戦士ダンバイン」関連のOVA。1983年に富野氏が書いた同名小説とは無関係のオリジナル作品。


■キャスト
エイサップ・鈴木:福山潤
矢藩朗利:土田大
金本平次:田邉真吾
サコミズ・シンジロウ:小山力也
リュクス・サコミズ:嶋村侑
コドール・サコミズ:林真里花
アマルガン・ルドル:仲野裕

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第1話 招かれざるもの


■あらすじ

 山口県の岩国市。テロリスト気取りの若者「朗利」や「金本」が警察に追われて逃げ回っているところに、突然海中から空飛ぶ戦闘艦が次々と出現した。仲間の「エイサップ鈴木」は偶然から船に乗り込み、乗員の「リュクス・サコミズ」から、船は異世界「バイストン・ウェル」から来たと知る。船は米軍と交戦するうちにまた消えてしまった。


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第2話 ホウジョウの王


■あらすじ

 エイサップたちはバイストン・ウェルに飛ばされ、「ホウジョウ国」で、リュクスの父にして王の「サコミズ・シンジロウ」と出会う。サコミズは地上から来た日本人で、今は「アマルガン・ルドル」の率いる反乱軍との戦いに明け暮れていた。そしてリュクスは地上へ戦争を仕掛けようという父と対立していた。サコミズはエイサップが「聖戦士」と考え、リュクスの婿になれという。


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第3話 地上人のオーラ力


■あらすじ

 サコミズは太平洋戦争中の旧日本軍の軍人で、特攻機バイストン・ウェルに飛ばされてしまったと言う。サコミズはかつて「聖戦士」と呼ばれ、「ホウジョウ国」を建国した後は、オーラ力を利用する兵器を開発していた。その目的は、地上への侵攻、そしてアメリカへの復讐だった。朗利や金本は、アメリカ相手に戦争をすると知り、大乗り気でサコミズに協力する。エイサップも流れでオーラバトラーに乗り込み、リュクスやアマルガンを捕まえてくる。

 一方地上では、アメリカ軍の反乱勢力が、バイストン・ウェルに帰り損ねたホウジョウ勢と密約を結びつつあった。

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第4話 王の奸計


■あらすじ

 サコミズは地上侵攻の準備を着々と進め、朗利や金本は嬉々として地上の情報をホウジョウ勢に漏らしていった。ホウジョウ軍は反乱軍をだまし討ちするが、それは彼らの憎悪を利用して地上へのオーラロードを開くためだった。エイサップはその非道さにサコミズを見限る。


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■感想

 このアニメ、今回AT-Xで放送するまで存在も知りませんでした(ガンダムエースで漫画版も連載していたらしいのですが全然気がつかなかった)。

 まー、ぼちぼち面白いんじゃないですかね。「ダンバイン」で馴染めなかったフワフワした様なファンタジー感覚ではなく、固めな異世界描写がわりととっつきやすかったかなと。あと、あんまり存在感の無い主人公のエイサップより、野望爆発のサコミズ王(小山力也氏が熱演)が印象的。このアニメ、もうこの王様の迫力だけでおなか一杯。しかし、オーラバトラーがもうほんとにただの「ムシ」になってしまったのは痛し痒し。

 次回以降は地上編らしい。どうオチをつけるんですかね。