感想:NHKオタク系バラエティ「MAG・ネット」2011年6月号「出粼統監督 追悼特集」&「SNS時代のアニメ」(6月3日深夜放送)


 NHK総合の月イチ(第一土曜)深夜枠番組。

■MAG・ネット 〜マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ〜
http://www.nhk.or.jp/magnet/

>急速に利用者数を伸ばしているSNSソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
SNSは、趣味や仕事など様々な繋がりを通して交流するコミュニティ・サービス。
>こうしたサービスの登場で、アニメなどのコンテンツの視聴や消費のされ方も変化しつつあります。
SNSの利用者、アニメの制作者などの現場を取材しながら、SNSとアニメの関係を考えます。

>さらにもうひとつの特集では、先日、67歳で急逝したアニメーション監督の出粼統さんを悼み、彼の遺した作品とそこに秘められたテクニックを紹介します。

 6月3日深夜放送分。特集は「出粼統監督 追悼特集」&「SNS時代のアニメ」。


□特集1「出粼統監督 追悼特集」

 先日亡くなられた「あしたのジョー」「エースをねらえ」とかであまりにも有名な出崎統監督の追悼特集。経歴とか演出手法とか色々。


□MAGステ

・GW中の徳島のオタイベントネタ。橋の下側にアニメイラストを貼り付けて、船で巡回しながら見て回るとか。そうそう、徳島市って川ばっかりですよね。

・アメリカ発のアメコミタッチの初音ミク。これはこれで良いんでね?


□特集2「SNS時代のアニメ」

 オタの一人が、アニメを見ながらツイッターに30秒毎に書き込むとかやってました。忙しそうで、もっと集中して視聴しろと思いましたよ。しかし、広告代理店はツイート件数を分析して、番組のどこが受けているかとか調べているそうです。

 あとサンライズの会社を訪問するシーンで、BGMが「サンライズ(プロレスラーのスタン・ハンセンの入場曲)」なのにクソ笑った。最初気がつかなくて、『なんでこの場面でサンライズ・・・? あっ』とか閃いて、その瞬間吹きましたです。あと、サンライズは視聴者の事を「お客さん」と呼ぶのね。最初スポンサーの事をそう呼んでいるのかと思った。

 と・こ・ろで、ツイッターって「SNS」なの? mixiとかフェイスブックなら解るけど。最初から最後までツイッターの事ばかりだったし、ずばり「ツイッター時代のアニメ」というタイトルでよかったのでは。


「まぐねったー」(東浩紀津田大介

ツイッターで盛り上がっているのとアニメが面白いのとは別の話
・子供向けの良作はツイッターでは埋もれているっぽい
・最初に見た感想だけでもうアニメ自体を見なくなる←コイツ主体性無さ過ぎ。人に考えてもらうなよ。


★おまけ

 「まぐねったー」の中で、東浩紀が「もう40歳になったからアニメになんかに関わっている場合じゃない」云々と言っていましたが「フラクタル」を見た限り同意見です。アナタ、少なくとも作り手には回らないほうが良いと思うよ。


★おまけ2

 この番組、視聴率はイマイチでいつ消えてもおかしくないレベルだとか・・・、おおお、だから地上波なんかに進出しなくて衛星放送枠で地味にやっていれば良かったのにぃ。