感想:NHKスペシャル「シリーズ 原発危機」第1回『事故はなぜ深刻化したのか』(2011年6月5日放送)

NHKスペシャル|シリーズ 原発危機 第1回 事故はなぜ深刻化したのか
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110605.html

>いまだに危機的な状況が続き予断を許さない原発事故。当初の想定を超え、水素爆発やメルトダウンなどが進行し、後手後手の対応の中で、汚染は拡大していった。

>なぜ、ここまで事故は深刻化したのか。事故対応にあたった官邸、保安院原子力安全委員会、そして東京電力はどう動いたのか。

>当事者たちの証言と内部資料をもとに徹底検証する。


2011年6月5日(日) 午後9時00分〜9時58分 総合テレビ

 さすが「東電に何の遠慮も無い」&「民主党政府が大嫌いっぽい」NHKの番組。内容は、政府・東電・安全委員会に辛い辛い。政府の初動が遅い、東電安全神話に囚われて有事の対策をまるで考えていなかった、国民に情報を伝えなかった、救援を要請した自衛隊にすら必要な情報を隠していた、とか、もう叩きまくりでした。あと誰かのインタビューの後に、その人の発言を否定するような事実を並べて、関係者がマヌケ・嘘つきに見えるようにすることに腐心してました(少なくともそう見えた)。うわー、NHKもえげつない番組作るわ〜。

 ちなみに、菅はなにもせずにただキレて怒鳴りまくるだけのアホに描かれてましたが、これだけは正しい描写だと思われます。

 とまあ、辛い番組構成はともかく、CGを駆使した画面では、原子炉空焚きとかベントとかの状況が理解がしやすかったです。

 ちなみにこれシリーズ物です。何回もかけて政府とか東電を叩きまくりか〜。