感想:特撮「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」第21話「宇宙指令M774」


 特撮「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」(全28話)の感想です。

ウルトラQ ハイビジョンリマスター版|ドラマ|WOWOWオンライン
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 衛星放送のWOWOWでの視聴です。

第21話 宇宙指令M774


■あらすじ

 由利子は船旅の途中、火の玉が海に落下するシーンを目撃し、甲板に落ちていた人形が「ルパーツ星人のゼミ」「怪獣ボスタングが地球に侵入した」という怪しげなメッセージを喋るのを聞くが、怖くなって海に捨ててしまう。その後、今度は万城目と一平が拉致され、やはりメッセージを聞かされる。万城目は直接会わないと信じられないと言うと、ゼミは「宇宙指令M774」実行のため、人間の姿で現われる。彼女によればボスタングはキール星人が地球征服のため送り込んだ怪獣で、既に活動を開始していると言う。万城目たちはゼミと共に自衛艦に乗って海に出かけ、自衛隊の攻撃でボスタングは倒された。ゼミはこのまま地球に残ると言い、自分のような宇宙人は地球に沢山いると教える。


■感想

 色々とおいおい感の漂う怪作。

 地球とは無関係の宇宙人がわざわざ警告してくれるというシチュエーションがどうかと思うし、伝言相手に何故に由利子や万城目たちが指名されたのかも不明(政府のエライ人とかに言ったほうが良いのでは)。万城目はあんなに疑っていたのに、顔を合わせるとホイホイ信じこんでしまうし、ボスタングは何もしないまま自衛隊機の餌食に・・・、とどめで使命を果たしたゼミが帰るのかと思ったら「このまま残ります」って、出張先にそのまま住み着くようなマネをするし、ラストの「アナタの隣の人も宇宙人かも」と何故かここだけは恐怖をあおる調だし、もう何がなんだか解らん。

 まあ、ここで「万城目さん、この変身装置を使ってXXマンに変身し、地球を守ってください」と繋ぐなら自然なわけで、ウルトラマンシリーズの原型がここに有ったのかもしれません・・・