感想:NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」『戦中編 果てしなき戦線拡大の悲劇』(2011年8月15日放送)

NHKスペシャル|日本人はなぜ戦争へと向かったのか 戦中編 果てしなき戦線拡大の悲劇
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110815.html

>アメリカとの早期講和を狙うのか、長期持久戦でひたすら耐えるのか、首脳部の意志は割れて統一できない。結局、防御と戦線の際限ない拡大の両方を、陸海軍が各々バラバラに追求するという矛盾した決定に至る。この決定が日本の悲劇を一層深刻にしていくのである。

>資源や補給船は陸海バラバラに運用される一方、作戦情報も共有しないまま南方へ送られた兵士たちは次々倒れた。軍官僚たちは占領利権を争い、戦線拡大のエスカレートは止まらない。重大事に危機感を共有できず、統率力を発揮できない国家指導者の下で犠牲者は膨らんでいく…。

2011年8月15日(月) 午後10時00分〜10時58分

 今年1月〜3月に放映された「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」シリーズの続編。このシリーズを見ていると『NHKは昔の政府も今の政府も嫌いなのだろうなぁ』とか思えてきます。旧日本軍首脳部をめった叩きだし、国家指導者が無能云々というのは、旧軍を批判しているふりをして、今の政府も遠まわしにあてこすっている気がする・・・、「想定外を考えていない」とか「指導力が無い」とか色々言ってましたし・・・

 とは言え、番組自体は例によって松平氏の語りとか、渋めのアニメとかも含めて解りやすいです。思想的な偏りみたいなものは・・・、各自でフィルタリングする事にして。