感想:NHK番組「クローズアップ現代」『人間 VS コンピューター』(2012年2月8日)


 例の米長名人対ボンクラーズの将棋対決ネタ。

●人間 VS コンピューター
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3155

>人間 VS コンピューター 人工知能はどこまで進化したか

>先月中旬、将棋界に激震が走った。コンピューター将棋ソフト「ボンクラーズ」が、元名人・米長邦雄永世棋聖を破ったのだ。

>あらかじめ「定跡」が打ち込まれた過去のソフトとは違い、ボンクラーズは5万局の棋譜を教科書として「人間が指しそうな手」を自ら学習する「機械学習」によって、プロ棋士並みの強さを手に入れた。

>対局は、序盤から、コンピューターの弱点を突いた秘策を繰り出す米長永世棋聖に対し、ボンクラーズは圧倒的に押されながらも、中盤に逆転、勝利を収めた。対局中のログを分析したところ、不利な場面でも完璧に相手の手を読みきって、最善の対応をしていたことや、こう着した中盤で相手が最善手を外したと見るや、瞬時に突破口を見い出していたことが分かった。米長氏に「かつての大名人・大山康晴と戦うようだった」と言わしめたボンクラーズ

>両者の対局から、「人間の知性」を手に入れ始めたコンピューターが私たちの暮らしを変える可能性に迫る。

ボンクラーズの特徴は

機械学習
 過去の棋譜を分析して、どうやったら有利になるかという勝ちパターンを学びまくる

取捨選択
 良い手をみつけると、それより評価の低い手は捨てて、良い手の先を集中して読む。将棋の上手い人間と同じ考え方。

だそうです。最後にとってつけたように「機械学習で人間の技能を学ばせる事ができるようになれば云々」とか言っていましたが、殆ど将棋対決の解説みたいな番組でした。結構面白かったです。