感想:アニメ「あの夏で待ってる」第5話「先輩はヒロイン。」


 アニメ「あの夏で待ってる」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■「あの夏で待ってる」公式ホームページ
http://www.ichika-ichika.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第5話 先輩はヒロイン。


■あらすじ

 夏休み初日。海人たちの映画撮影が始まった。檸檬の行き当りバッタリ脚本で、イチカは宇宙から来たヒロイン役となり、監督のはずの海人が相手役となって話が進む事になった。柑菜は映画上も実生活でも仲のよい海人とイチカが気になって仕方ない。哲朗は見るに見かねて、海人に柑菜から好意をもたれている事を教える。


■感想

 安い展開。海人とイチカの仲を嫉妬する柑菜、という流れは定番・王道だからまあ良いとしても、休憩所で哲朗相手に告白できないとか何とか言うシーンも、また柑菜が哲朗が自分を好きなことを気が付かずに「好きな相手が出来たら応援する」と言うのも、今までに死ぬほど見てきたようなシーンでここまで新鮮味がないとねぇ。

 なんというか、黒田洋介氏はこのアニメでは新しい事を盛り込むことを意図的に放棄している気がする。設定はおねティのコピーで、展開は過去の恋愛物で見たようなシチュの使いまわし、このアニメの独自性はどこにあるのだろう。それともこういう新鮮味もへったくれも無い物の方が受けるのかしらん。