感想:特撮「総天然色ウルトラQ 特別放送」『第3話 宇宙からの贈りもの』(2011年7月17日放送)


 特撮「総天然色ウルトラQ 特別放送」の感想です。

ウルトラQ ハイビジョンリマスター版|ドラマ|WOWOWオンライン
http://www.wowow.co.jp/drama/ultraq/

 衛星放送のWOWOWでの視聴です。(2011年7月17日放送)


■概要

 ウルトラQ(もちろん白黒番組)のカラー化したバージョン。21世紀の技術で白黒番組をカラーに仕立て直した作品。ブルーレイ・DVD発売の前に、WOWOWで視聴者投票で1位になった作品を特別に放送してくれる事になり、見事1位に輝いたのはこの「宇宙からの贈りもの」でありました。

第3話 宇宙からの贈りもの


■あらすじ

 万城目と百合子は何かがパラシュートで海に着水するシーンを目撃した。それは、半年前に日本が火星に打ち込んだものの行方知れずとなった宇宙船のカプセルだった。一ノ谷博士は、火星人が何かの理由でカプセルを地球に送り返してきたと推測する。カプセルのカメラには意味不明の写真しか撮影されておらず、またカプセル内には金色の二個の玉が入っていた。


 その夜、泥棒が研究所に忍び込み、金庫を破ると、現金と一緒に金塊と勘違いしてその玉を盗み出していった。泥棒は飛行場にやってくると、万城目を脅迫してセスナで離れ小島に逃亡するが、玉の内一個は事務所に落としていった。泥棒たちは、逃亡先の島で玉の一個をうっかり温泉の中に放り込んでしまい、巨大化した玉の内部からナメクジの様な巨大生物(ナメゴン)が出現した。


 やがて島の洞窟から奇怪な怪物の叫び声が聞こえると噂になり、万城目・一平・百合子は、記事にするため島にやってくる。彼らは洞窟でナメゴンを発見し慌てて逃げ出すが、怪獣は万城目たちを追いまわしているうちに誤って海に転落し、そのまま溶けて死んでしまった。


 夜。一ノ谷博士は、火星文明が、地球人が勝手に他の星にロケットを打ち込んだりするため、威嚇として怪物を送ってきたのではないかと考える。そのうち百合子が身に付けていたペンダントの金色の球体が突然巨大化し始める。実はペンダントは一平が事務所に落ちていた玉(=ナメゴンの卵)をそれと知らずに加工して作ったものだった。万城目たちは卵を庭に放り出すが、やがて二匹目のナメゴンが孵化してしまった。ナメゴンが夜空に叫び声を上げるところでエンド。


■感想

 白黒番組をフルカラー化したものですが、特に違和感は有りません。しかし、白黒では「黒っぽい色」でしか無いものを「これは赤」とか「これは青」とかどうやって決めたのでしょうかね? エイヤー法(つまり適当)?

 二度目の視聴ですが、相変らずナメゴンの死に方には吹いてしまいました。しかしあの突き放したような結末は最高! しびれます。これが一位になった理由かも。