感想:アニメ(新番組)「進撃の巨人」第1話「二千年後の君へ -シガンシナ陥落(1)-」


 アニメ「進撃の巨人」(全25話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト
http://www.shingeki.tv/

 BSデジタル放送BS11での視聴です。


■概要

 同名漫画(原作:諫山創別冊少年マガジン連載)のアニメ化作品。ジャンルはSF終末物。


■キャスト
エレン・イェーガー:梶裕貴
ミカサ・アッカーマン:石川由依
(他のキャストは後述)

第1話  『#01 二千年後の君へ -シガンシナ陥落(1)-』


■あらすじ

 845年。人類は50メートルの巨大な壁に囲まれた町で暮らしている。壁の外には天敵の「巨人」が徘徊していたが、過去100年間巨人は壁で防がれ、人類は平和を享受していた。時折「調査兵団」が壁の外に遠征するものの、巨人によって兵を失うばかりで、巨人に関する知識などの成果は何一つ得られていなかった。

 少年エレンは、人類が壁の中に閉じこもる代わりに平和を得ていることを「家畜」のようだと感じ、将来調査兵団に所属することを夢見ていた。そんなある日、町の壁に手がかかるほどの超巨大巨人が現われ、壁を破壊し、巨人たちが街の一角「シガンシナ」になだれ込んで来た。エレンの母親は巨人に喰われて死んでしまった。



■感想

 原作コミックは連載開始時から読んでおりましたが、基本的に「迫力は有るけど変な漫画だなぁ、あと絵は汚いし」とか軽く見ていたら、いつの間にか世間的にいうところの大ヒット漫画に…、これが1000万部売れてますって、私の頭の中では「『蟹工船』大ヒット! 100万部突破! アニメ化決定」というのと同じくらいの違和感であります。「ドラゴンボール」とか「スラムダンク」とかの娯楽物なら納得できるんですけどね。

 で、超暗いマンガなんで、アニメに対しても「うっひょー、放送が楽しみで仕方ないぜぇ!!」とかいう気持ちは全くなれず、録画はするものの視聴しないまま二ヵ月半ほど寝かせておりました。しかし、さすがにHDDの容量が圧迫されてきたし、世間的には進撃の巨人OPがどうとか巨人グッズがどうとか大騒ぎなので、ようやく重い腰を上げて視聴した次第。

 さて、アニメですが、びっくりしたのは「絵がシャープ」なこと。まあこのアニメの作画が特別凄いということではないのですが、原作絵がやたらときたな…、いやいやいや、荒々しいので、それに慣れていたゆえ、キャラとか機械とか巨人とかがいちいちシャープに見えてびっくり。

 ストーリー展開は、たるくてたるくて寝そうになりました。まあ最後の5分くらいは盛り上がりましたけどね。原作を知らなかったら、第一回目の評価はめっちゃ辛かったろうなぁと思います。


 さて、今更ながら、このアニメガ全25話だと知って驚いております。てっきり全1クールで、話をつまみ食いして、12話目でエレンが「俺たちの戦いはこれからだ!」とかいうのだろうと信じていたのに。2クールかけるのは結構ですが、原作は全く終わる気配が見えないので、そのあたりはどう折り合いをつけるのですかね。まさかアニメに合わせて急転直下で9月で原作が完結するのだろうか。


★おまけ

 公式サイトのストーリー欄よ、サブタイトルを全部書いてくれ。それとも「シガンシナ陥落(1)」ってあれはサブタイトルじゃないのか。


★おまけ2

 思わせぶりなサブタイトルですが2000年後のお話ということを暗喩しているのか。


★キャスト情報の続き
アルミン・アルレルト:井上麻里奈
ジャン・キルシュタイン:谷山紀章
アニ・レオンハート:嶋村侑
サシャ・ブラウス:小林ゆう
クリスタ・レンズ:三上枝織
コニー・スプリンガー:下野紘
マルコ・ボット:逢坂良太
ライナー・ブラウン:細谷佳正
ベルトルト・フーバー:橋詰知久
ユミル:藤田咲
ハンネス:藤原啓治