感想:アニメ「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」第10話「西ウド川戦線異状あり」


 アニメ「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

TVアニメーション世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」公式サイト
http://www.sekaiseifuku-zzz.com/

 BS11での視聴です。

第10話 西ウド川戦線異状あり


■あらすじ

 明日汰が街に戻ってみると、ズヴィズダーの基地は都の兵士に包囲されており、彼らの眼前で破壊されてしまった。ホワイトライトは都の下部組織として吸収され、司令は退任して都のオブザーバーとなり、新司令にはイーグレットが任命される。逃げ回る明日汰たちは、イーグレット率いる部隊に包囲され、明日汰はケイトたちの助命と引き換えに投降しようとするが、都知事(明日汰の父)は明日汰の殺害命令を出していた。付いていけなくなったロビン/蓮華は正体をばらして、明日汰と共に逃走。結局ズヴィズダーのメンバーはバラバラになる。


■感想

※以下、辛口の感想になっておりますので、本作品が好きな方はご注意ください。

 えーっと、私、頭が鈍いから気が付かなかったのですが、このアニメ、東京都の青少年健全育成条例改正とかそういうのに対する抗議というかそういうのの隠喩アニメなんですかね? 独裁的な都知事が権力を振りかざして、世界征服とか言っている少数を弾圧する話は、「現実に都が青少年を守るとか言うお題目で、強引に表現の自由を侵害している」という姿の投影であり、そういうのをオブラートに包んで怒りの声を上げているとかそういうのでしょうか? 精一杯好意的に捉えた感想がコレですが、的外れですかねぇ?



※以下、もっと辛口の感想になっておりますので、本作品が好きな方はご注意ください。

 まあ、そうでもなかったら、世界征服を企んでいる一党と正義の味方の組織のバトル話が、いつの間にかこんな薄暗いドロドロしたした話に化けて、視聴者を困惑させる意味が無いよね。誰に向かってこの話を見せているのだか全く解らん。まあ、「まどかマギカ」級に視聴者の意表をついたという事で、後世に名前が残るんじゃないですかね。残らないかもしれないけど。