感想:アニメ「悪魔のリドル」第4話「突然やってきて、帰ることのないものは?」


 アニメ「悪魔のリドル」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■アニメ「悪魔のリドル」公式サイト
http://akuma-riddle.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第4話 『第四問 突然やってきて、帰ることのないものは?』


■あらすじ

 テストの時期が来て、勉強に勤しむ春に新たな暗殺予告が届く。しかも早速部屋の中には爆弾と連動したトラップが仕掛けられていた。予告の送り主は委員長「神長香子(かみなが・こうこ)」(声:佳村はるか)だった。(ここで香子が暗殺者養成組織で成績が振るわなかったという回想が挿入される)。春は鳰から、学校の七不思議の一つで「図書室に隠し部屋があり、その中に保管されている禁断の本の貸し出しカードに名前を書くと幸せになる」という話を聞く。夜、春は兎角を誘って図書室に忍び込むが、見つけた隠し部屋の本には爆弾が仕掛けられていた。兎角は現場にいた香子と戦い、香子の望みが「今後暗殺から解放される事」だと知る(最終的に殺したかどうかは不明)。テストの答案が返却される頃、香子は転校した事になっていた。


■感想

 話自体はしっとりしていて結構面白かったのですが、今回でこのアニメ全体の構成が見えてきてつい笑ってしまいました。

 当初の予想では、暗殺者11人がそれぞれ暗殺の仕込みや駆け引き、牽制合戦やらを複雑かつ濃密に繰り広げるダークなドラマだと思っていたのですが、前回と今回を見て、それがまるで勘違いだと解ってしまったわけですよ。つまりこのアニメは、「一話完結方式。解りやすく毎回一人ずつが春&兎角に挑戦し、負けてそのまま退場」だと判明してしまったわけで。暗殺者たちの予告がバッティングする事も無く、毎回律儀に(?)一人ずつが主人公たちと戦って敗北して消えて行く……、って特撮番組の怪人か!

 まあ、エンディング曲は毎回「その回の暗殺者(=退場者)」が歌っているみたいだし、毎回一人ずつに焦点を絞るという形式も、それでか、という感じで腑に落ちましたけどね。


 いやー、学校を舞台にした、プロの暗殺者たちの壮絶な血みどろバトルドラマかと思っていたら、実は「キャラソン売りありきのおんにゃのこプッシュアニメ、変形のグループアイドルモノみたいなもの」だったとは。でも結構面白いので許す。