情報:漫画:最終回「名探偵マーニー」(木々津克久)(週刊少年チャンピオン2014年36+37号)(2014年8月7日発売)


(※以下、今回の話の内容に触れていますのでご注意ください)

週刊少年チャンピオン
http://www.akitashoten.co.jp/w-champion

■あらすじ

 マーニーは下校中スマホがない事に気が付き、慌てて教師や生徒たちを訪ねて回るが、たらい回しにされる。そしてなんとか手がかりを見つけ、目的地に乗り込んでみると、そこにはサプライズでマーニーの誕生日パーティーが用意されていた。で、離婚した両親を初めとして、今までの登場キャラが大集結していて、みんなでマーニーおめでとー、と祝福とするというオチ。

 最後に、二年生に進級したマーニーが今後も活躍していく、的なシーンで完結。


■感想

 2012年38号でスタートした連載が丁度2年(全99話)で完結となりました。いやー、ここまで持つとは思わなかったなぁ。

 毎回(謎のレベルはともかく)ちゃんと「謎を提示して、手がかりを追っていって、意外な真相が」というパターンをやり続けたのには感心しました。連載開始時から「このスタイルだとすぐネタ切れ・息切れするだろうなぁ」と思っていたのに、二年間続けるとは。

 またこの作者氏は、今まで「フランケン・ふらん」とか「ヘレンesp」とか、とにかく「SFとかそれ系の漫画ばっかり描く人」だったのでまともに探偵モノをやれると思わなかったのですが、ちゃんと最後まで女子高生探偵推理モノで通し、さらにラスボスも倒して伏線も片付け、すっきり何も残さず完結したのも驚いた。

 新連載開始時に「すぐに打ち切りだ」とかひどいことばっかり言っていたのですが、二年間楽しませていただきました。