雑談:記事:『西尾維新の新作祭!暁月、小畑ら9人とタッグ』+3作品感想

(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

西尾維新の新作祭!暁月、小畑ら9人とタッグ - コミックナタリー
http://natalie.mu/comic/news/130117
西尾維新による短編読み切り用の原作ネーム9本を、それぞれ異なる作家がマンガ化する「大斬―オオギリ―」が、本日11月1日発売の週刊少年ジャンプ49号(集英社)にてスタートした。

 まず、週刊少年ジャンプジャンプスクエアの計三作を読みました。

(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

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>・「娘入り箱」週刊少年ジャンプ49号(11月1日発売)
>お題:段ボール箱、漫画:暁月あきら

 ヤンキーが箱に入った幼女を拾ったら、実はその子は宇宙人でした。色々有ってその子と離れるものの、最後は美人になって戻ってきてハッピーエンド。



>・「RKD−EK9」ジャンプスクエア12月号(11月4日発売)
>お題:天国、漫画:小畑健

 コメディ調。天国の存在と、行く方法(とにかく善行を積むこと)が確認された。天国の存在を発見した科学者の娘が、天国に行きたい少年と一緒に色々研究して、ついに天国行き確実の薬を開発するが、「飲むと天国行き→当然毒物」。少年は「さっさと天国に行きたい」と迷わす飲むが、行ってみると天国は「最近善人がいなくて誰も来なかったので閉鎖します」と書いてあった。



>・「何までなら殺せる?」ジャンプスクエア12月号(11月4日発売)
>お題:動物、漫画:池田晃久

 主人公の幼なじみ美少女は「虫とかなら簡単に殺せるけど、爬虫類、哺乳類、と人に近づくにつれ殺せなくなる。限度はどのあたり?」とか聞いてくる。本人は「犬が限界」だという。主人公は気持ち悪くなって付き合いをやめる。その後、高校生になってから再会する。彼女は老衰した飼い犬が死んだところで「安楽死させるのもかわいそうで出来なかった」という。主人公は、「あーあ、昔君と遊んでいたころが人生の絶頂で今は落ちぶれたよ、もう死にたい」とか愚痴ると、彼女は迷わず主人公を殴り殺す。「犬はかわいそうで殺せなくても、人までなら殺せる」という価値観だった。


■コメント

 週刊ジャンプはいかにも少年漫画系ですが、スクエアの二作は「ヒッチコック劇場」とか「トワイライトゾーン」ですよ。というかアニメで見る「物語」シリーズの傾向からして、週刊ジャンプの方が本性を隠しているというべきか?