感想:アニメ「SHIROBAKO」第5話「人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!」


 アニメ「SHIROBAKO(シロバコ)」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト
http://www.shirobako-anime.com/

 BSフジでの視聴です。

第5話 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!


■あらすじ

 監督が描いている「えくそだすっ!」最終話の絵コンテが、締め切りから一ヶ月すぎてもまだ完成しておらず、このままではアニメ制作が破綻するのは確実となった。切れた制作デスクの本田は、監督を社内にある座敷牢(的な場所)に監禁し、絵コンテを描けと迫る。

 一方、「えくそだすっ!」8話のクライマックスの爆発シーンは、作画監督の遠藤が描く予定で、遠藤は見せ場だと気合を入れていた。ところが監督はサンプル的に作った3Dの爆発描写が気に入り、遠藤が着手していなければ3Dでやろうと考え始める。そして制作進行の高梨が、遠藤と3D監督下柳の間でヘタな調整をしたばかりに、ヘソを曲げた遠藤は8話の作画監督も降りると言い出す。手書きにこだわる遠藤だったが、大先輩の北野(北野サーカスで有名)に、3Dを全否定するのもどうか、的なことを言われる。

 高梨が、8話の爆発が手書きか3Dか確定できないままズルズル先延ばしにしているうち、8話の爆発シーンと連動している9話の方の爆発シーンは手書きの原画が上がってきてしまう。かくして9話担当のあおいも高梨の引き起こしたトラブルに巻き込まれてしまう。

脚本 吉田玲子


■感想

 なんというか、まずパロディでクッソ笑える回。「裸の催眠術師」とか「ハニーとクローバー」とか、中途半端に懐かしい響きが何ともいえない。さらに業界の大先輩で「北野サーカス」で有名な北野さんとか、どこまで笑わせれば気が済むのかと。


 そして、笑った後に、胃が痛くなる、いかにも有りそうな部門間の調整のトラブル。今回の場合は「この部分はこちらがやりたい」という取り合いですが、普通は「ここはそっちの担当だろ!}という押し付け合いになるわけで……、アニメ業界の裏側を気楽に眺める作品のはずが、何故毎回「こんなシチュエーションあるある……」とか過去を回想しなきゃならないのか……


 あとトドメで予告で爆笑したたなぁ。「イデポン宮森発動編」とかまたオッサン狙いのタイトルを……