感想:アニメ「大図書館の羊飼い」第7話「図書部の休日」


 アニメ「大図書館の羊飼い」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TV Animation - 大図書館の羊飼い - WebSite
http://www.daito-anime.com/

■原作ゲームサイト(18禁)
http://august-soft.com/daito/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第7話 図書部の休日


■あらすじ

 ある日唐突につぐみ・玉藻・千莉・佳奈が京太郎にデートを申し込んできて、しかもそのデートに凪までついてくる始末。凪と京太郎はデートの合間に、つぐみの人生に介入し「ラブドールのモデルにされる」という運命を改変する。実は、デートは図書部に届いた「京太郎の女性の好みを知りたい」という匿名の依頼のためだった。そして京太郎はつぐみたちは羊飼いの事を忘れかけていることを知る。羊飼いは、選ばれた時から「魔法の図書館」に自分の事を書いた本が無くなり、人の記憶から消えてしまう宿命を背負っていた。匿名メールの発信者は凪で、羊飼いは孤独な運命なのだから、女の子と遊ぶのが楽しい京太郎は羊飼いになれないという。京太郎は凪に忘れられても良いのか聞くと、突然キスしてくる。


■感想

 うーん、なんというか、設定が上滑りというか。「人の運命を改変する羊飼い」という設定だけでも、受け入れるのにかなり努力してあげているのに、そこにさらに「羊飼いになると人から忘れられる」とかいかにも悲しそうな設定を上積みされても……、虚構に虚構を重ねて、その設定で泣かそうとされても「もう世界観に付いていけないんですけど……」という感じの方が先に立つのです。泣かせに持って行きたいなら、もっと巧みに設定を積み重ねて頂かないと。