感想:NHK番組「知られざる“コミケ”の世界」(2015年1月12日(月)放送)


 NHK番組「知られざる“コミケ”の世界」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■知られざる“コミケ”の世界 - NHK
http://www4.nhk.or.jp/P3397/

 NHK総合での視聴です(放送日:2015年1月12日(月) 18:10〜18:45)。


■概要

>マンガやゲーム、アニメ、音楽、鉄道、SFなどのサブカルチャーのファンが、年に2回世界中から東京ビッグサイトに集結する。めざすは「コミックマーケット(通称コミケ)」。あらゆるジャンルの同人誌がならぶ、“トップ・オブ・サブカルの祭典”だ。

>2015年で40周年を迎えるコミケは、3日間の開催でなんと60万もの人を集める。規模でも、歴史でも、世界に類を見ない大イベントといわれる。コミケは、これほどの巨大イベントにも関わらず、その実態はあまり知られていない。どんな人が集まり、何が行われ、何が生まれているのか。知っているようで知らないコミケの内側を徹底取材。いかにして60万人もの参加者を集め続けているのかを探る。

 ナレーター:古川 登志夫。


■内容

 マイルドなコミケ紹介番組。『昨年末にビッグサイトに大勢の人が集まりました。ここで開かれているのはコミケというイベントです』てな感じでスタートし、

コミケとは同人誌とかグッズを売るイベントです
・40年前に始まったに同人誌を発売する集まりが起源です
・机の設置もノウハウが蓄積されているのでわずか一時間でおしまい
・売っている本は事務局がチェックして、アレなものは販売停止にしています。表現の自由も有りますけど、行きすぎはダメです。
・「コミケで儲けている連中は税金払ってないんだろ」という批判も有りますが、事務局はちゃんと「税金は払いましょう」と啓蒙しております。
・外国からも参加者が来ます
・医務室には医療関係者が何十人もつめていますがこの人たちもオタッキーです
・外国人向けの受付みたいな場所もあります
・参加者(同人誌作り、レイヤー、ゲームを作っている人、etc)のコメントとか


 で、最後にあの『→現実に戻る』というあれを映しながら、「コミケとは非現実の世界なのかもしれませんね」とかさわやかに〆。


■感想

 夕食時に放送する番組なので、内容は実にマイルドでした。エロ同人とか、企業も参加しているだろとか、前日から徹夜する連中がいてホントに困るとか、そういう要素はとりあえず省いて、「趣味で集まる人たちが、みんなで協力し合って楽しくやっているイベント、それがコミックマーケットコミケなのです」という感じでまとめていました。

 まあとりあえずウソは言ってないと思うので、「コミケとは何ぞや」を親族あたりに説明するには丁度よい番組だったかもしれません。