感想:成年ゲーム雑誌「メガストア2015年6月号」(2015年4月30日発売)


 発売日:2015年4月30日(毎月30日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

■大人のパソコンゲーム情報誌「メガストア
http://www.coremagazine.co.jp/megastore/

美少女ゲーム情報誌「メガストア」Blog
http://blog.livedoor.jp/megastoreblog/

 今月は収録ゲームが凄いものがつくと聞いて、5年ぶりくらいで購入してみましたよメガストア……、昔とはまるで違うなぁ……


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>完全収録ゲーム 「加奈」(D.O.)

>『最果てのイマ』や『CROSS†CHANNEL』などを生み出したシナリオライター田中ロミオ山田一名義で1999年に世に送り出したデビュー作「加奈〜いもうと〜」を丸ごと収録。「泣きゲー」や「妹ゲー」の代表作のひとつとして挙げられ、リメイクやコンシューマー機への移植も行なわれたあの名作をオリジナルのまま、現行のWindows環境で楽しめます。


 ハイ、来ましたよ、「加奈」。1999年、パソコン通信ニフティサーブのゲーム会議室(これの意味が解る人が今どれだけ居るのか……)で大絶賛されていた名作です。しかもCG描き直しとかを行なったリメイク版では無く、オリジナルの「原画:米倉けんご」版です(よねけん懐かしい……、今何しているのかしら)。正直あんまり魅力ある絵とはいえないのですが、あの絵で感動しまくった当方としましてはオリジナル絵でないとみたいなこだわりがありますしね。

 この作品以降もしきりに「泣かせゲー」は発売されたはずなので、その先発グループのこの作品が今どれだけ評価されるのかはわかりませんが、未プレイの人には是非プレイしてもらいたいもの。メインの結末の破壊力は未だに台詞を思い出せるくらいです……




田中ロミオインタビュー
>『加奈〜いもうと〜』の収録を記念して、デビュー当時の思い出やこれからについて田中ロミオ氏にインタビュー。本誌誌面でしか読めない貴重なお話も?


 2ページインタビュー。「物書きになりたかったが、小説家の賞を取るとかは無理だと思ったのでゲーム会社のライターを目指した」とか「企画を出したらボスに絶賛された」とか駆け出し時代のお話が読めます。詳しい人には既知の情報かもしれませんが、私には新鮮でしたねぇ。
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 しかし、メガストアも変わったよなぁ……、ページ数がめっちゃ減っているし、ゲームの紹介はおざなりというかだし、読者投稿コーナーとかも2ページしかないし、もう単なる「DVD+カタログ」という感じ。まあ昔から「エ○ゲー雑誌はCGだけ載せているカタログみたいなもの」みたいな批判もありましたが、今は反論不可能ですよ。大槻涼樹氏の連載コラムの「アボパ崩壊の道のり」みたいなのは多少興味を惹かれますけど。うめつゆきのり氏が表紙絵を描いていたのは10年以上前なのね……


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