アニメ「すべてがFになる」第4話感想:おじ様がローティーンの幼女によろめく不倫アニメ

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

(※以下、ネタバレ)
※フジテレビ系 全11話。


公式サイト TVアニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」


第4話 『第四章 虹色の過去』 (2015年10月29日(木)放送)

■あらすじ

 ヘリの無線は破壊されており、外部との連絡はとられていないと判明した。新藤は真後ろからナイフで刺されて殺されており、顔見知りの犯行としか考えられない。しかし監視システムの記録を調べても、犯行時間にヘリポートに出入りした者は居なかった。


 犀川たちは殺人事件の手がかりを求め、四季の部屋の捜索に取り掛かるが、隠れている者はおらず、見つかったのは四季の作ったロボット「ミチル」だけだった。四季の使っていたPCからは、ほぼ全ての内容が消されており、残っていたのはOS「レッドマジック」の最新版と四季の遺言らしきメッセージのみだった。犀川は四季が多重人格者だったことを知る。犀川は四季の残した「すべてはFになる」という言葉が引っかかっていた。


脚本:大野敏哉


四季 春 (講談社文庫)

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四季 夏 (講談社文庫)

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■感想

 相変わらず早送りで視聴しているものの、ストーリー自体は悪くない。これで、もっとテンポ良く進行してくれれば、普通の再生速度で視聴する気にもなるのだが、ノイタミナだからそのあたり多くは望むまい。


 四季役の木戸衣吹は新境地を開拓したというべきだろうか。今までテンプレヒロインばかりを演じて「ひゃん!」とか言わされて、木戸衣吹出演アニメ=クXアニメ、などという陰口を叩かれていたが(笑)、この番組では感情ゼロの無機質な女性を見事に演じている。今後は大人の女性役にも大いに活躍して欲しい。


 本編と並行して描かれる、ローティーン四季と謎のおじ様の不倫劇は一体なんなのだろうか。この話は「Fになる」には関係ない、別小説から持ってきているらしいのだが、最後までに上手くまとめられるのか気になるところではある。


四季 秋 (講談社文庫)

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四季 冬 (講談社文庫)

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