紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「兄弟団の声」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 520巻)(2016年5月10日(火)発売)


兄弟団の声 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-520 宇宙英雄ローダン・シリーズ 520)

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兄弟団の声 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-520 宇宙英雄ローダン・シリーズ 520) 文庫 2016/5/10
クルト・マール (著), 工藤 稜 (イラスト), 若松宣子 (翻訳)


クランドホルの三公爵のなかに、兄弟団と共謀する裏切り者がいる……賢人のその言葉は、惑星クランの第一艦隊ネストに大きな混乱をもたらした。公爵ツァペルロウの死によっても裏切りの真相は明らかにならないまま、グーとカルヌウムの二公爵は、目前に迫ったスプーディ船の帰還とツァペルロウの葬儀に向けて、式典の準備にとりかかる。いっぽう、賢人の支配に不満を持つ兄弟団メンバーによる暗躍はさらにつづいていた!


【※以下ネタバレ】


◆1039話 兄弟団の声(クルト・マール)(訳者:若松宣子)

 惑星クランでは謎の存在『兄弟団の声』の暗躍により、公爵グーが重傷を負った。一方《ソル》では、サーフォ・マラガンは意識不明となり、セネカによってスプーディの大群と接続されていた。セネカは自分が創造したマラガンと自分が合体すれば宇宙一の生物が誕生すると予告した。直後《ソル》は惑星クランに到着した。(時期:不明)



◇1040話 クランの災難(クルト・マール)(訳者:若松宣子)

 クランドホルの三公爵で唯一無事なカルヌウムは、過去に兄弟団と接触があった。カルヌウムは権力を独占するため、公爵グーの暗殺を指示し、さらに国民には「クランドホルの賢人」の打倒を呼びかけるが、グーの部下の活躍で計画は阻止された。さらに「兄弟団の声」がカルヌウムの部下だと判明するが、カルヌウムは知らなかったと弁解した。公爵たちは賢人の住む『水宮殿』へと向かった。一方、《ソル》ではセネカがマラガンたちを拘束し、ドウク=ラングルを殺害した。しかし、「賢人」が介入してマラガンを兄弟団の暗示から解放し、正気に戻ったマラガンはセネカを逆に支配下に置く事に成功した。(時期:不明)