感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第47話「ひとりぼっちの地獄刑」

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東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第47話 ひとりぼっちの地獄刑 (「惑星タラスト救出せよ!」より)

 

あらすじ

 12作目「惑星タラスト救出せよ!」編・第3回(全4回)

 キャプテンフューチャーたちは、英雄カフールの名を騙った罪で、タラスト究極の刑罰「離魂の刑」(りこんのけい)に処せられることになった。離魂の刑とは機械で肉体から魂を切り離してしまうという刑罰だった。フューチャーたち一行とゲルデック・シーリの兄妹は逃走を試みるも失敗し、ついに刑を執行されてしまった。

 フューチャーは気が付くと幽霊のような姿で漂っており、他の仲間と会話することもできなかった。しかし自分が微弱ながらテレパシーが使えることを知り、コメット号に積んである「凍れるもの」のテレパシー通信機を使えば他の人間と会話できるのでは、という希望を持つ。

 通信機はタラストの兵士により運び出されており、そこに丁度ラククがやってきた。そしてラククはフューチャーの必死の呼びかけで、なんとなく通信機が気になりスイッチを入れたため、フューチャーと会話が可能になった。フューチャーはラククを自分たちの体がある部屋に誘導し、機械を逆に起動させることで、自分や仲間たちの精神を元に戻すことに成功した。

 しかし同じころ、ヴォストルは「凍れるもの」に降伏するため、彼らの母星スウウルへと向かっていた。フューチャーたちはコメット号に、降伏の使者を現すマークを書いてスウウルへと急行した。しかし彼らの前に「凍れるもの」の大艦隊が現れた。続く。

脚本:辻真先

感想

 「離魂の刑」は、精神だけがたった一人で永遠にそのあたりをさまようという身の毛もよだつ刑罰ですが、疑問点が一つ。残された体はどうなるんでしょうかね。フューチャーたちの前に刑を執行された人間がカプセルのようなものの中に横たわっていましたが、飲まず食わずじゃその内干からびて死んでしまうのでは……、それとも親切に(?)冷凍保存みたいなことをしてくれるのでしょうか。

 そして人造人間のオットーはともかく、ロボットのグラッグにも魂がある……、魂って何なんだ……? と哲学的思索にふけってしまうような回でした。
 
 

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彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ! <キャプテン・フューチャー全集6> (創元SF文庫)