感想:アニメ「つうかあ」第3話「Practice」

Heart to Heart(期間生産限定アニメ盤)

つうかあ アニメ公式サイト http://twocartv.jp/
放送 BSフジ

【※以下ネタバレ】
 

第3話 『#03 Practice』

 

あらすじ

 鈴鹿女学園チームのパッセンジャーの永井みさきは、ドライバーの塩原ちゆきが、ここぞというところで必ず手加減をすることにいら立っていた。みさきはちゆきがパッセンジャーの自分を信頼していないと怒りをぶつけるが、ちゆきは煮え切らない態度に終始する。

 実はちゆきは事故でかつてパッセンジャーに大怪我をさせてしまい、以降パッセンジャーを気遣ってアクセルを開ききれないでいた。それで色々対立もあったものの、最終的にみさきが私を信頼しろ云々的なながれで上手くまとまって〆。


脚本:高山カツヒコ
絵コンテ:田村正文
演出:井上圭介
作画監督:前原薫/平山剛士/池津寿恵/寿夢龍


感想

 今回で大体の方向性は解ったなと。主人公組以外に6チームあるので、今後1,2回ずつかけて各チームのチームメイトの間の話を展開して、最終回のレースになだれ込むと。そして最終回で主人公組が優勝し、「私がコーチに告白するのよ」「私よ」とかまた喧嘩になって、それを見て周囲にいた顧問?とかが「アハハまたやってる」とかいって、和やかムードのうちに〆、という流れですな。

 それはそうと、今回は、女子高生が深夜にノーヘルで集団で道路にたむろって、大騒ぎしながらコーナーで肩から火花散らして「花火だ、アハハハァ」とか、暴走族まがいの事をしていて、お前らそれどうなんだよと思わずにはいられない。やはりこの作品世界は常識というかか我々の世界とは異なるのでしょうか。なんつーか、バイクを格好良く描くため法律は無視でも構わない的な、昭和のバイク漫画の世界が21世紀に舞い戻ってきたかの如し。

 とまあ、まあ大して面白くも無いけど、見捨てるほどには悪くないので、見続けていきますかな。


愚痴

 それにしても、背景設定がホントに解らん。

ついに開催されるサイドカーレース『女子高校レーシングニーラー全国大会』。三宅島を一周するロードレース『三宅島TT(ツーリストトロフィー)』の目玉カテゴリーだ。

 まあ、主人公たちが「ニーラー全国大会」に出場するのは解った。それは解ったが「三宅島ティーティー」って何? その全国大会と何が違うの? それとも画面には出てこないけど男子高校生の大会とか大学部門とか一般部門とかも別にあって、それらがひとまとめで「ティーティー」で、主人公たちのレースはその中の一つに過ぎないという扱いなの? ロードレースに詳しくないのでまるでわからん。アニメで説明する気も無さそうですが。

ニーラー

 そして、あのサイドカー「ニーラー」って、アニメのスタッフがでっち上げたオリジナルメカじゃなかったのね。現実に存在するらしい。てっきり「戦車道」とかみたいにスタッフが空想で作り上げた女子高生専用のレースと、それ用のメカかと思ってましたわ。

日本レーシングサイドカー協会(JRSA) | トップページ
http://jrsa-sidecar.com/
Racing Sidecar

2名1チームのマシンコントロールで競うモータースポーツ

マシンのアクセルワーク・ブレーキングを担当するドライバー、全身を使っての体重移動で最適なマシンバランスをコントロールするパッセンジャーの2名1チームでアンバランスな3輪マシン・レーシングサイドカーを駆るモータースポーツ。 ドライバー・パッセンジャー・マシンの三要素がシンクロした時、四輪以上と言われる最速のコーナリングが可能となる。

 
 
TVアニメ『つうかあ』ED主題歌「Angelica Wind」
つうかあ B2タペストリー