カクテルソフト 『きゃんきゃんバニープルミエール3』オフィシャルサイト
http://fandc.co.jp/cb_pr3/
最近のHゲームのニュースでひっくり返ったのですが、F&Cが8月31日に、なんと「きゃんきゃんバニー」の新作「きゃんきゃんバニープルミエール3」を発売するとのこと。いやー、参った。このニュースを見て遠い目をする元・現役エッチゲーム好きは結構多いんじゃないでしょーか?
あまりに懐かしすぎて、思わず歴代のプルミエールを振り返ってしまいました……
●初代「きゃんきゃんバニープルミエール」(1992年)
まだWindowsゲームなど無い時代の、MS-DOS(死語)ベースの16色CG作品。主人公が七福神の一人弁財天のサラスワティ(通称スワティ)の助けを借りてナンパを成功させていくお手軽AVG。スワティはあくまでサポート役なので、攻略は出来ません……(涙)
その事で苦情が殺到したのか、続編「きゃんきゃんバニーエクストラ」(1993年)ではスワティはヒロインに昇格して、その事も含めてエクストラはきゃんバニ史上最高傑作となりました。
●2代目「きゃんきゃんバニープルミエール2」(1996年)
Windows版とセガサターン版が同時発売。初代「プルミエール」の続編は「エクストラ」の筈なのに、強引に両ゲームの間の話という事にして時系列に割り込んでいます。難易度は超極悪レベル。という事でゲームとしてはあんまり評価できませんが、原画がみつみ美里だったというところがポイント高し。ちなみにこのゲームがみつみ美里の原画デビューというのは有名(多分)。
●そして3代目……
前作から22年ぶり(笑)の3作目ですが、キャラデザがぁぁぁぁ、まんがタイムきららの4コマ漫画に出てきそうなキャラばっかりです……、まあこういうのが今のエッチゲーの標準なのかもしれませんけど、これがスワティですとか言われてもねぇ。
しかし、まあ、原画はともかく、監督とシナリオの人選に爆笑しました。何故かって?
監督:ひろもりさかな
シナリオ:宮村優、素浪人、他
というメンツだったからです…… ここで笑える人は相当の年季の入ったエッチゲーオタだと言って間違いありません。この監督もシナリオライター氏たちも、1990年代からF&Cでバリバリゲームを作って来た大ベテランたちなんですよ。原画を見て「うへー、昔の面影がまるでないなぁ」と嘆いた次の瞬間、監督とシナリオがもう見慣れた名前だったので、その反動で笑いが込み上げてしまいました。
しかしおかしいなぁ、この人たちって、とっくにF&Cを辞めてスカイフィッシュというブランドとかその他の会社でゲームを作っていたはずなんですが……、どういうこと? この作品のためにOBを指名して外注したの? 事情がまるで解らん…… しかしまあ、この人選のおかげで90年代ぽいきゃんバニの空気が再現されているかもしれませんよ。ちょっと気になりますよね。