【ゲーム関係】感想:ゲーム関連本「真説 猟奇の檻オフィシャルファンブック」(宙出版/2005年):横田守氏のエロい絵がこれでもかと堪能できて大満足

真説 猟奇の檻オフィシャルファンブック

http://www.amazon.co.jp/dp/4776791730
真説 猟奇の檻オフィシャルファンブック コミックス 2005/5/1
出版社: 宙出版 (2005/5/1)
発売日: 2005/5/1

 
【※以下ネタバレ】
 

CALIGULAデビュー作『真説 猟奇の檻』のグラフィックを完全網羅した、ビジュアルファンブックがついに登場。高解像度バージョンのイベントCGや販促用オフィシャルイラスト、制作スタッフインタビューなど、読みどころ満載のコンテンツ。

 

対象ゲーム一言紹介

真説 猟奇の檻 - アダルトPCゲーム - DMM GAMES.R18
https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/views_0229/

 
 「真説 猟奇の檻」。カリギュラAVG。2004年12月17日発売。PC用18禁ゲーム。原画:横田守。シナリオ:佐野一馬。

 日本全国に16もの支店を持つ零式百貨店の本店では、十数年前から客が突如として行方不明になるという失踪事件が続いていた。グループ総帥の零式真琴は、この事件を調査するため、主人公・四宅邦治を支店から呼び寄せるが……

 ミニキャラを建物の中などのマップを移動させ、出会ったキャラクターと会話することなどによりストーリーが進んでいく、というシステム。時間の概念があり、特定の時間に特定の場所にキャラクターを移動させていないとイベントが発生せず、ストーリーが拾いきれないまま終わる、という様に難易度は高め(ある程度のヒントシステムは有る)

 1995年に「日本プランテック」というブランドから発売された「猟奇の檻」という作品のリメイク作で、その作品のシナリオ担当だった佐野一馬氏が、やはり原画担当だった横田守氏にリメイク企画を持ち込み、スタジオライン(横田守の会社)が版権を獲得してリメイクが実現した。ストーリーは根本から練り直し、原画も一から書き直したとのこと。スタジオラインの二番目のエロゲブランド「カリギュラ」のデビュー作となった。

(※ゲームは未プレイ:いやね、前作の難易度が凄いって聞いていたしね……)。

本の内容

・キャラ紹介+各キャラのエンディング+エロCG
・版権イラスト
・店内のフロア地図
・スタッフインタビュー
・攻略チャート


感想

 評価は◎(エロ絵満載!!)

 スタジオラインの、テリオスに続く第二のエロゲブランド・カリギュラのデビュー作。DOS時代の同級生システムのゲーム「猟奇の檻」のリメイクという事で、発売当時それなりに話題になりました。

 この作品、タイトルとプロローグの内容でなんとなく想像がつきますが、百貨店の客を捕まえて臓器を取り出して、肉は売り場で売りさばいて、というグロい真相のグロストーリーで、通常の兼愛ゲームとは逆に、結局主人公が仲良くなったヒロインが犯人でした、というえげつないオチのゲーム。救いがありませんね。


 しかしムックの出来は最高! キャラ紹介(ヒロインたち)から入り、イベントCG、そのヒロインが犯人だったりする場合は「逮捕CG」「真相はうやむやのまま主人公とくっつくが暗い影を引きずっているCG」、そしてそのあとにお待ちかねのエロCGをありったけ並べています。あの横田絵のむちっとした感じのヒロインたちのエロ絵がずらずら並んでいるのですから、これはもうたまりませんわヽ(´▽`)ノ しかも事件とは全く関係のない女子高生とか枕営業している女主人とのエロシーンもあるという素晴らしいサービスぶり。


 版権イラストは、テレカ絵を一杯乗せている他にゲーム雑誌に掲載したイラストなども有って満足度高し。


 スタッフインタビューは横田氏によるリメイクのきっかけや、監督によるどこをどう作り直したか、という裏話が有ったりして、読みごたえあり。


 まあ不満があるとすれば、「真のラスト」は掲載されていて誰が黒幕かとかは分かったのですが、各ヒロインのエピソードでは、彼女たちは何をやらかしていたのか、というのがいまいち解らないままだったことくらいです。


 横田絵(特にエロ絵)が堪能できる良いムックでした。


余談

・エロゲブランド「カリギュラ」や「テリオス」を持っていたスタジオラインは2009年頃に社員がバタバタ退社して、エロゲから撤退してしまいました。(T△T)

 
 

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