感想:アニメ(新番組)「邪神ちゃんドロップキック」第1話「邪教徒の集い」

邪神ちゃんドロップキック

邪神ちゃんドロップキック DROPKICK ON MY DEVIL!! http://jashinchan.com/
放送 BSフジ。

【※以下ネタバレ】
 

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 

 

第1話 邪教徒の集い (2018年7月9日(月)深夜放送)(最速放送)

 

あらすじ

 ゆりねは良い肉を手に入れたので、メデューサ、ミノス、ペコらも呼んですき焼きパーティーを開催することにした。しかし邪神ちゃんはペコらに野菜ばかり食べるようにイジワルした後、一人で肉を全部食べてしまう。しかし、その報いで、邪神ちゃんはゆりねに自分の体を切り刻まれて食べられてしまうのだった。


 邪神ちゃんはメデューサにバールを買ってきてもらい、ゆりねを油断させておいて後ろからバールで襲おうと企む。しかし心の声の筈が全て口に出して喋っていたため、全てゆりねに見抜かれており、バールを奪い取られてメチャクチャの肉塊にされてしまうのだった。


 10月31日はゆりねの誕生日。邪神ちゃんはメデューサにこっそり買ってきてもらったスタンガンでゆりねを襲撃するが、実はスタンガンではなく髭剃りのシェーバーだったため効果はなく、逆に本物のスタンガンを持っていたゆりねに酷い目に合わされる。そして自分の体を刻まれて誕生日パーティーの食材にされてしまうのだった。


感想

 評価は△。

 原作はウェブコミックのコミックメテオで連載しているギャグマンガで凄く好き。しかしアニメ化は失敗だったと言わざるを得ない……

 大体メインキャストの声優たちが知らない名前ばっかりで、どヘタすぎ。メインキャストがこんなに演技の怪しい声優ばかりというアニメを見るのは、「帰宅部活動記録」以来でしょう。それに作画も怪しい。

 そして最大の問題が、アニメは原作の1話から始めていないところ。原作漫画では、ゆりねが邪神ちゃんを召喚して、ゆりねが死なないと邪神ちゃんが元の世界に戻れないという事が解り、以後邪神ちゃんがしつこくゆりねの命を狙うものの毎回返り討ちに会う、というのが基本パターンです。その過程でメデューサやミノス、天使のぺこらなどが増えていくのですが、アニメはそういう過程をすっ飛ばしているから、もう訳が解らん。

 スタッフの浅い考えのせいで、原作を読んでいない人には何が何だかわからない作品になっちゃっているじゃないですか。原作リスペクト精神がゼロですな。これでは良い作品になりようもないですね。原作者がかわいそう……
 
 

邪神ちゃんドロップキック


制作会社
ノーマッド


スタッフ情報
【原作】ユキヲ(「COMIC メテオ」連載中)
【監督】佐藤光
【シリーズ構成】筆安一幸
【脚本】筆安一幸、村上桃子
【キャラクターデザイン・総作画監督古賀誠
色彩設計】野口幸恵
【音楽】栗原悠希、神馬譲
【音響監督】今泉雄一
【音響制作】エスタ―セブン



音楽
【OP】邪神★ガールズ(邪神ちゃん(CV:鈴木愛奈)、花園ゆりね(CV:大森日雅)、メデューサ(CV:久保田未夢)、ぺこら(CV:小坂井祐莉絵)、ミノス(CV:小見川千明)、ぽぽろん(CV:佐々木李子)、ペルセポネ2世(CV:飯田里穂))「あの娘にドロップキック」
【ED】三浦祐太朗「Home Sweet Home!」


キャスト
邪神ちゃん:鈴木愛奈
花園ゆりね:大森日雅
メデューサ久保田未夢
ぺこら:小坂井祐莉絵
ミノス:小見川千明
ぽぽろん:佐々木李子
ペルセポネ2世:飯田里穂
橘芽依:原奈津子
遊佐:荒浪和沙
浩二(氷ちゃん):寺田御子

 
邪神ちゃんドロップキック(1) (メテオCOMICS)