感想:アニメ「逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ Season2」第9話「逆転のレシピ - Last Trial」

逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ B2タペストリー

逆転裁判 Season2|読売テレビ http://www.ytv.co.jp/animegyakuten/
放送 日本テレビ系。土曜日17:30~18:00。

【※以下ネタバレ】
 

第9話 『逆転のレシピ - Last Trial』 (2018年12月1日(土)放送)

 

あらすじ

 レストラン「吐麗美庵」(とれびあん)で見つかった謎の小瓶は耳の薬だと判明する。しかも何者かの指紋も検出されたため、糸鋸はさらに調査を続けることになった。

 裁判が開始され、証人として吐麗美庵の店長・本土坊薫(ほんどぼう・かおる)が召喚される。成歩堂は、事件の目撃者の五十嵐将兵は毎日午後二時に店にやってきていることから、被害者・岡高夫(おか・たかお)が午後一時半にラジオで宝くじが当たったところを目撃できるはずが無いと問い詰める。そして、五十嵐が目撃したのは、本当の事件の後に行われた、殺人を再現したお芝居だったと指摘する。

 観念した本土坊は、何物かに命じられ、本当の殺人事件の後、岡高夫の死体を厨房に隠したことを白状する。しかしそれを命じた人間については、恐ろしくて喋れないという。

 成歩堂はその相手は、本土坊が借金をしている芝九蔵虎ノ助(しばくぞう・とらのすけ)だと指摘し、手回し良くゴドー検事が芝九蔵を召喚していたため、続いて芝九蔵への喚問が開始される。成歩堂は、芝九蔵が岡高夫を毒殺した後、自分と従業員の鹿羽(しかばね)うらみの二人で事件を再現し、それを五十嵐に見せた、という推理を披露する。

 芝九蔵は鹿羽組にうらみの治療費として一億円を要求されており、岡高夫の宝くじの当選金5000万円を奪ったとしてもまだ足りない。芝九蔵の狙いは、岡高夫が開発した数億円の価値があるコンピューターウイルス「クリーニング・ボンバー」のディスクだった。

 しかし成歩堂の推理には物的証拠が欠けており、芝九蔵の犯行を立証することは出来なかった。だが成歩堂は一計を案じ、耳の薬の瓶に毒が入っており、瓶には芝九蔵の指紋が付いていたと指摘する。芝九蔵は勝ち誇って毒の入っていたのは全く別の茶色の小瓶だと成歩堂の間違いを指摘するが、成歩堂は芝九蔵は何故それを知っているのかと追及する。

 慌てた成歩堂は、一か月前の裁判に成歩堂のふりをして出廷していたのでその時見たと言い訳するが、逆に成歩堂から何故そんな真似をしたのかと切り返される。芝九蔵は自縄自縛状態となり、マコには無罪の判決が下された。


感想

 滅茶苦茶忙しかった前回に比べると、それなりに余裕がある回でしたので、満足度はそこそこ。

 しかしねぇ、事件に無理があり過ぎないかなぁと。証人を騙すために30分後に事件をそっくり再現したと言いますが、芝九蔵と被害者は見間違えるほど似てるか? せめて劇中で再現映像みたいなものでも見せてくれれば、まだ強引に納得できたかもしれませんが、全部成歩堂の台詞で済ませちゃうし。

 そもそも、一か月前に、芝九蔵が成歩堂のふりをして裁判に参加したとか、その前提からして無理でしょ。マコが成歩堂のところに連絡するのを芝九蔵はどうやって察知してすり替わったんだ、とか、別人が弁護士を名乗っているのに関係者が誰も気が付かないとかあり得ないよね、とか。

 この事件についてはあまりにもあちこちにほころびがあり過ぎて、まともに評価する気になれませんなぁ。


 次回はアニメオリジナル話みたい……、しかも連続物。今までのオリジナル話は「成歩堂たちの子供の頃の話」だったので、雑い展開でも見逃してきましたが、本格裁判話をオリジナルでやれるのか……、クオリティが気になりますよねぇ。
 
 

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