HG ガンダムG40 (Industrial Design Ver.) 1/144スケール
2019.9.27 Fri 19:30
「ガンダム」をもし本当に作るとしたら... “工業デザイン視点”で設計されたガンプラ「HG 1/144 ガンダムG40」 | アニメ!アニメ!
https://animeanime.jp/article/2019/09/27/48611.html
「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」の一環として、“アニメから本物へ”をテーマに工業デザイン視点でガンダムを設計したガンプラ「HG 1/144 ガンダムG40(Industrial Design Ver.)」が、2019年12月に発売されることがわかった。
次から次へといくらでも新作が出てくるガンプラですが、面白い発想の新作が登場してきました。「初代ガンダムを、リアルの製品を作っている工業デザイナーが、実在するメカという観点でデザインし直したら?」という作品がそれです。
●あの「奥山清行」氏がガンプラをデザイン
「HG 1/144 ガンダムG40(Industrial Design Ver.)」は、世界で活躍する工業デザイナーの奥山清行と、同氏が率いる KEN OKUYAMA DESIGN が、“プロダクトとして本気でガンダムを検証しデザインしたらどうなるのか”に取り組んだガンプラだ。
工業デザイン目線で設計されているため、頭部のメインカメラは「ライン状」に可動するという新たな表現に。全身の輪郭は、目線を捉えて流れるようなボディラインの胸部ユニットなど立体的で緩やかなことが特徴だ。
また前腕には“実際の”MSの動きを想定して、新たな関節を追加。そのほかシンプルなブロック構造の腹部、可動に加えシルエットに重点を置いてデザインされた脚部、膝を曲げてもフロントアーマーによって動きを制限されない関節と、随所に本物視点の機構や構造が組み込まれた仕上がりとなった。
奥山清行氏といえば。素人でも「フェラーリのスポーツカーをデザインした男」というくらいは知ってましたが、その他にも色々手掛けているそうです。しかしまさかガンプラまでデザインするとは思わなかった。ギャラがすんごいんだろうなぁ(笑)
●「腰回り」へのこだわり
面白いのが奥山氏の「腰回り」についてにこだわり。
この『ガンダム G40』で最も譲れなかったポイントは〈腰回り〉です。ガンプラが進化していく過程で、〈ショーツ〉のように一体化されていた腰の装甲が〈スカート〉のように割れるギミックが生まれ、股関節の可動域は飛躍的に広がりました。
ただフロントアーマーが開いた姿は、40年前の映像とはかけ離れてしまうというジレンマを抱えることにもなりました。
『ガンダム G40』では〈ショーツ〉のままで本来の人間の動きをトレースできる股関節のギミックを提案しました。股関節を回転可動でブロックごと下へ移動させることで球体関節を引き出し、さらに大腿部にも可動軸を設けることで胸とヒザが着くほどの可動域を確保しています。
ボトムズから一般的になった腰回りの板が稼働するギミックを「それ違うんじゃね?」と否定して、独自のやり方できちんと座ったりできるようにしているのが楽しい。胴体も、胸と腹が別々のパーツになっていて、体をひねりながら背中からビームサーベルを引き抜く動きが取れたりして、元プラモ作りとしては、ちょっとワクワクさせられる商品でありました。
●気になる発売時期とお値段は?
「HG 1/144 ガンダムG40(Industrial Design Ver.)」の価格は3,300円(税10%込)。2019年12月の発売を予定している。