【懐ゲー】「キン肉マンII世」原作より前に、過去に行って親世代と戦うというゲームが存在していたとは「キン肉マン2世 超人聖戦史」(2003年)

キン肉マン2世 超人聖戦史 WSC 【ワンダースワン】

キン肉マンII世 超人聖戦史
http://www.swan.channel.or.jp/swan/software/line_up/index_KNM02.html

【以下ネタバレ】
 
 キン肉マンオタクの性で(?)、定期的にネットで色々キン肉マン用語を検索してしまうのですが、その結果、面白いゲームを見つけてしまいました。「キン肉マンII世」のキャラクターたちが過去に行って、親世代と戦うというゲームが2003年に発売されていたのです。

 え? そんなん原作漫画でやっているって? まあまあ落ち着いて。そこが面白い所なんですから。


●「キン肉マンII世

 「キン肉マンII世」という漫画は、お馴染み「キン肉マン」の続編で、キン肉マンテリーマンロビンマスクたちの息子世代が活躍する、という作品でした。まあ掲載誌が週刊少年ジャンプではなく、「プレイボーイ」だったせいか、ノリがなんか先代と違い、最後まで「なんか違うんだよなぁ」感が付きまといましたが……、大体にして、誰が老いぼれたキン肉マンバッファローマンたちの姿を見たいものかと……

 まあ、それはともかく、この漫画の第二部「究極の超人タッグ編」(2004年~2011年)では、人気テコ入れのためか、新世代超人たちが過去1983年にタイムトラベルし、先代の「夢の超人タッグ編」終了直後に現れ、親世代の超人たちと戦う、という話が展開されました。こっちは私的にはわりと好評価ですが、世間的にはこれも黒歴史呼ばわりらしい……


●ゲーム「キン肉マンII世 超人聖戦史」

 そして面白いことなんですが、原作で「究極の超人タッグ編」が始まる前年の2003年に、バンダイワンダースワン対応のゲームで、既に二世世代が過去の親世代の時代に時間移動して当時の超人たちと戦う、という話が発売されていたのです。それがこちら。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00014AT1U
キン肉マン2世 超人聖戦史 WSC 【ワンダースワン
BANDAI
プラットフォーム : WonderSwan
発売日: 2003/1/30

《ストーリー》
ヘラクレス・ファクトリー、第三期生ザ・マスクはファクトリーを卒業し、日本駐屯の任務をサボるキン肉万太郎入れ替え戦を行うことになっていた。
しかし万太郎は悪行超人スカーフェイスにさらわれていた。ミートから事情を聞いた新世代超人と協力しスカーフェイスを倒すザ・マスク達。
と、その時急に空間が歪みだし何者かの手によってタイムワープしてしまう。
その場に居合わせた新世代超人たちは忽然と姿を消してしまった。ちいさなミートを残して・・・。


《戦闘》
4種類の「打撃」「投げ」「関節」「防御」から選で闘う方式。
相手に有利な攻撃を決めると必殺技ゲージが一つ溜まり「必殺」のコマンドが選べるようになる。
決められたコマンドを入力すると必殺技を出す事ができる。
「火事場のクソ力」などの普段は見せない秘められたパワーを発動することが出来る超人が一部いる。
その条件は気力ゲージが溜まり体力が一定値を切ることだ。「火事場のクソ力」が発動すると、能力が上がる。
勝利すると経験値を獲得し、100になるとレベルが上がる。

 
 まあ、なんとなく企画した人の気持ちはわかる。二世世代はイマイチ人気が無いので、人気爆発だった先代キン肉マン世代と絡めれば売れるんじゃね?と考えたのだろうと……


●ゲーム展開

 ゲームの感想プログを見つけました。
 ↓

キン肉マン二世超人聖戦士感想 | VUELO
https://ameblo.jp/el-equipo-del-vuelo/entry-11530895986.html

ameblo.jp

ラスボスは新世代超人(セイウチンガゼルマン、ジェイド、ケビン、スカー、
万太郎、チェック、キッド)を過去に飛ばします。(嫌がらせ目的で)


超人オリンピック→悪魔超人襲来→騎士退治→タッグ編→王位争奪戦
を終えたら間もなく終了、という流れです。
7種類のエンディング!
・悪魔超人と一緒に頑張る
・正義超人と一緒に頑張る
・歴史に干渉しないように過ごす
・マリポーサさまの王位継承のお手伝い
・ゼブラさまの王位継承のお手伝い(50億超人ドル付きドキドキ)
・フェニックスさまの王位継承のお手伝い
・ソルジャー(もちろんアタルです)についていく
だったと思います。

ビッグボディは??
サブキャラとしての出演です。くっ!王位継がせてやりたかった!(笑)

エンディングをむかえてリセットすると、また弱い頃から始まるので、
全てのエンディングを見るために、何度も戦わないといけない

 
 もひとつ、

キン肉マン二世超人聖戦史感想‐マリポーサルート‐ | VUELO
https://ameblo.jp/el-equipo-del-vuelo/entry-11530942408.html

ameblo.jp

主人公含む5人行動なので、飛翔チームに入るには
誰か一人抜けなければなりません!
そのため主人公はチームの一人と戦って実力を試されます。
普通、先鋒が抜けるところですが、
ネタ要員であるミキサー大帝がその役回りを買ったのでした。

主人公、ホークマン、VTR、100トン、マリポーサの5人で
王位継承サバイバルマッチへ。

キン肉マン、ゼブラ、フェニックスチームを破って、
見事王位を継いだマリポーサ。(省略!)

エンディング画像はこんな感じでした。
未来には帰れなくなってしまいましたが、過去の世界で、
ずっとマリポーサの傍にいられるエンディングですよ。
最高のハッピーエンドだと思いますよ。

 
 ははぁ、なるほど。こんな感じと。

 レスラーが主人公で、節目節目の選択でストーリーが分岐するというのは、「レッスルエンジェルス2」を思い出しますね。まあファイプロにもそんなんがあったらしいですけど(良く知らない)


 とまあ一見面白そうなんですが、ゲーム的にはセーブが一ヵ所しか無くて、弱い状態で強敵に当たると積みになってしまうとか有ったそうで、やはり携帯ゲーム機ゆえの限界があったのかとも。

 しかしまあ、コンセプトというか企画というか、そういうのはすんごい面白そう。最新の技術でこれみたいなの作ってくれんかなぁ。
 
 

参考

キン肉マンII世 超人聖戦史
http://www.swan.channel.or.jp/swan/software/line_up/index_KNM02.html

初代キン肉マンの世界で、II世超人たちが大暴れ!


何者かによってタイムスリップさせられてしまった主人公(オリジナル超人)と新世代超人たち。タイムスリップさせられた場所は初代キン肉マンの時代で、第2回超人オリンピックの開幕直前だった!


プレイヤーはオリジナル超人となり、第2回超人オリンピックに参加したり、7人の悪魔超人編、黄金マスク編、超人タッグトーナメント編、キン肉星王位争奪編などに関わっていくことになるのだが、主人公の行動はすべての行動結果が属性ゲージに反映されるようになっている。


そのため、プレイヤーの途中の選択によって、主人公は正義超人になる場合もあれば悪行超人になる場合もあるのだ! 正義超人になった場合はキン肉マンたちとともに悪の超人たちと戦うのだが、悪行超人になった場合は逆に悪魔将軍などの手先となることもできたりと、様々なオリジナルストーリーを楽しむことができるぞ!


また、最大5人までのパーティーを編成できるので、好きな超人を集めて自分だけのオリジナルチームを結成しよう!


対戦場面の格闘は、コマンド入力方式で行い、「投げ」「関節」「打撃」などの通常攻撃と、必殺技ゲージをためると使うことが出来る「必殺技」を駆使して戦っていく。60人以上の超人たちが使う必殺技は合計150種類以上で、そのすべてに迫力のカットインとエフェクトが用意されているぞ。お気に入りの超人と師弟関係を結んで必殺技を伝授してもらうのだ!

 
 
キン肉マン2世 究極の超人タッグ編 1
キン肉マン2世 究極の超人タッグ編 1 (プレイボーイコミックス)