感想:オカルト検証番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーE+(プラス)」『ネッシー伝説の真実』(2020年10月12日(月)放送)

ヴィジュアル版 UMA生態図鑑 (ムーSPECIAL)

幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーE+(プラス) https://www.nhk.jp/p/ts/R88ZYP985X/
放送 NHK Eテレ。毎週月曜午後7:25~午後7:50(25分)

www.nhk.jp
【※以下ネタバレ】
 

他の回の内容・感想

perry-r.hatenablog.com
 

超常現象の謎を楽しみながら、その正体を徹底検証!
BSプレミアムで大好評を博したシリーズが、地上波・Eテレの夜に出現!
2014年に放送した総合テレビ版から名作をセレクト。最新情報などを加え再構成。
みなさんの心に引っかかっている謎と神秘と不思議の真相に迫ります!

 

ネッシー伝説の真実 (2020年10月12日(月)放送)

 

内容

幻解!超常ファイルE+(プラス)「ネッシー伝説の真実」
[Eテレ]2020年10月12日(月) 午後7:25~午後7:50(25分)


ネッシー写真はねつ造!と報じられて20年以上。いまだネス湖の怪物の目撃情報は絶えない。ネッシー現象とは何か?最新の遺伝子研究など多角的な調査で、謎の原点に迫る!


未確認巨大生物ネッシーは実在するのか?その姿をとらえた有名な写真がねつ造と報じられたにもかかわらず、いまだ怪しい物体は映像に記録され続けている。ネス湖でいったい何が起きているのか?謎の現象が始まった90年前の原点にさかのぼると、知られざる事実が!?首長竜説の意外な真相とは?最新の遺伝子研究での「大ウナギ説」驚きのウラ話など、さまざまな視点からの徹底検証で、いまなお不思議なネッシー現象の正体に迫る。


【出演】栗山千明,【語り】中田譲治

 
ネス湖の巨大生物

 ネス湖とはイギリス・スコットランドのハイランド地方にある、幅1.5キロ、長さ39キロ、の細長い湖。この湖では1930年代以降巨大生物「ネッシー」が目撃され続けている。現在に至るまで、水上を泳ぐ生物が目撃されたり、水中の謎のエコーが発見されたりしている。

 ネッシーの一般的なイメージは、首の長い水棲の恐竜「プレシオサウルス」。しかし、1990年代になって、有名な、水中から恐竜が首をもたげた証拠写真は、おもちゃを使った捏造だと関係者が告白した。ネッシーは本当はいないのだろうか?



ネッシー登場

 ネッシー初の目撃事例は、1933年4月14日。アルディー・マッカイという女性が、水上に突き出た、全長6メートルほどの濡れた二つのコブを目撃した。もっともこのことが新聞記事になったのは半月も後の事だった。

 続いて、7月22日にスパイサー夫妻が地上を歩く首の長い未知の生物と遭遇した。夫妻は、その生物を「映画『キングコング』の中に出てくる首の長い恐竜ディプロドクスの様だった」と説明した。ちなみに「キングコング」は同じ年1933年に公開されている。

 そして、翌年1934年4月21日、ネス湖で首長竜が水中から頭をもたげている、あまりにも有名な写真が撮影された。これでネッシー=首長竜のイメージは決定的な物となった。しかしこれは捏造であることが関係者の告白で判明している。

 プレシオサウルスは、首の骨の構造上、首をもたげることは出来ないと解っている。

 数多くの首長竜ネッシーの写真やエコーは、「カワウソのしっぽ」「象の鼻」「捏造」などだと指摘されている。



ネッシーは生息可能か

 湖にどれくらいの生物が生存可能か、は、食物連鎖を元に推定できる。「プランクトン→ミジンコ→魚→ネッシー」という食物連載のピラミッドを想定し、ミジンコの量などからネス湖に生存可能な動物の数を推測すると、体重1000Kgの爬虫類が1.9個体となった。これは巨大ワニが二匹生活するのがギリギリのレベルで、子供が生まれたら即食物が不足することになってしまい、繁殖もできない。つまりネス湖に巨大生物は生存不可能のようである。



ネッシーは巨大ウナギか?

 2019年、イギリスで「ネッシーは巨大ウナギか?」という記事が報道された。

 ニュージーランド生物学者ニール・ジェメル教授は、ネス湖各地250か所の水を採取して含まれている生物のDNAを分析したところ、ネス湖各地にウナギが生息していることを確認した。ところが教授が冗談交じりに、ネッシー=巨大ウナギかも、と語ったことが、大真面目に記事にされてしまったのである。



ネッシーの正体は何か?

 ネス湖でよく目撃される「コブのような何か」の正体は何か? まず一つは「波」。ネス湖は意外に多くの船が行きかっており波を起こすが、その波は船が通り過ぎたずっと後になっても残っており、意外な場所にまで届く。その波がコブ状の物体に見えてしまう。

 また、水鳥の群れが細長く伸びた形で移動していると、遠目には水上を蛇の様な生物が移動しているように見える。

 さらに、水面を波に逆らって何かが動いている姿が目撃される事も有るが、それは流木が水に流されているだけ。これはネス湖特有の「静振(せいし)現象」により引き起こされる。ネス湖は細長い地形で、かつ深さが深いため、表面に近い温かい水と、底の方の冷たい水の、二層に分かれる。温かい水は南西からの風にあおられて移動していき、30時間かけて北東の端にたどり着くと、騎士にぶつかってそこから風の向きと反対に戻ってくる。その水に乗って流木が動くと、風を受けつつ進むので、波に逆らって動いているように見えてしまう。


 それでもネス湖は今でも数多くの観光客をひきつけ続けている。


感想

 未確認生物界のスーパースター・ネッシーの特集。25分間で、ネッシー目撃事例から始まって、「食物連鎖的に考えてネッシーはいそうにない」とはじき出し、最後に数多くの目撃事例の正体を分析、と、25分の番組にも関わらず、要領よくまとめていました。また去年2019年の「ネッシー=巨大ウナギ?」という記事の話も盛り込んであって、申し分なし。
 
 

光と闇のナビゲーター 栗山千明
語り 中田譲治
テーマ音楽 志方あきこ

 
 

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perry-r.hatenablog.com


ネッシーはいるのか? (3分でのぞく不思議・謎・怪奇)
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