【ウォーゲーム】感想:雑誌「ゲームジャーナル No.77」『特集:ガダルカナル~補給と戦闘~』(2020年12月1日発売)

ゲームジャーナル77号 ガダルカナル~補給と戦闘~

ゲームジャーナル公式サイト http://www.gamejournal.net/

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http://www.amazon.co.jp/dp/B08MRC94HY
ゲームジャーナル77号 ガダルカナル~補給と戦闘~
ブランド: シミュレーションジャーナル

【※以下ネタバレ】
 
 

収録ゲーム

 
ガダルカナル・ギャンビット(ゲームデザイン:常田健一&編集部・編)
ガ島沖砲雷戦(ゲームデザイン:そんし~浅野&編集部・編)

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_077
今回の収録作は、史上初、同一マップでガダルカナルの陸上戦と水上砲撃戦を再現します!
両作はそれぞれ単体でもプレー可能ですが、陸戦ゲームと海戦ゲームの連結も可能です。陸海ゲーム連結プレー時は、陸戦ゲームではイベントで処理されていた海戦を海戦ゲームで解決。ガ島に到着する補給の量と陸上砲撃の成否を判定し、それらによって陸戦の戦局が大きく左右されます。
補給システムをメインに据えた、ガダルカナル陸海戦闘SLGの決定版!

 
 

本誌内容

◆特集:ガダルカナル~補給と戦闘~
 
 収録ゲームに関して「ガダルカナルの戦い陸戦作戦級ゲーム総覧」「カラーページでのリプレイ」「ヒストリカルノート」「関連人物紹介」「ガ島沖砲雷戦艦艇列伝」「松田大秀氏のリプレイ漫画」などの記事を掲載。


◆[新連載]知られざる迷将たち(刑事ボロンコ)

 創刊号以来の連載「知られざる名将たち」の作者氏による新連載。一字違いで大違いの「≪迷≫将」をテーマにした連載がスタート。


◆[連載]絶版ゲーム再生Project RENEWAL(錦大帝)
GDW: Pearl Harbor, the War Against Japan, 1941-45, Boardgame, 2nd Edition

 お題は「PEARL HARBOR」(GDW)。戦略級太平洋戦争物。


◆[連載]Mrことくの過激にレポートするぜ!

 今回はここ一年ばかり業界の大きな話題となっている「マーダーミステリー」の紹介。ネタバレを防ぐため、既成の作品ではなく、シェークスピアの「ハムレット」を元にしたオリジナル作品のリプレイを掲載。


◆次号予告

 No.78(2021年3月1日発売予定)の特集&付録ゲームは「パンツァーカイル:クルスクの戦い」。1987年にツクダホビーから出版された2in1の作戦級ゲーム「パンツァーカイル」から「クルスクの戦い」を付録として収録。

 また新連載「ピンゾロとわたし」の予告もあり。


感想

・特集:ガダルカナル~補給と戦闘~

 太平洋戦争ではメジャーなガダルカナルの戦いが特集のテーマ。ただしGJ誌ではガダルカナルは3号(2002年6月1日発売)以来ですので、かなり新鮮ではあります。

 付録ゲームが2in1というか、同じマップで陸戦ゲームと海戦ゲームが個別にプレイ可能で、さらに陸海の戦いを連動させることもできる、という内容なので、特集の方も陸戦だけでなく艦艇列伝も掲載されていて、基本的には旧陸軍物は興味がないのですが、今回は結構楽しく読めました。


・[連載]Mrことくの過激にレポートするぜ!

 旬の「マーダーミステリ」ーの紹介。ちなみにマーダーミステリーとはこういうものです
 ↓

今,話題の“新ジャンル”「マーダーミステリー」を見逃すな! 「人狼」「脱出ゲーム」に続く,アナログゲームの新潮流を徹底解説
https://www.4gamer.net/games/481/G048136/20191007054/

www.4gamer.net

大流行中のマーダーミステリーって何?ゲームマスターあふろが徹底解説! | 謎解きコンシェルジュ
https://nazotoki-concierge.com/column/team-building/202010162858/

nazotoki-concierge.com
  
 謎解きゲームなので、ネタばれを避けるため、既製品のリプレイを載せるわけにはいかない……、ということでオリジナル作品を作ってそのリプレイを載せるという発想は良いのですが、その題材が「ハムレット」……、このテーマの時点で興味ゼロになりました(笑)


・[連載]絶版ゲーム再生Project RENEWAL(錦大帝)

 パールハーバー……? 聞いたこと無いなぁ……、とりあえずマップに描かれている日本の形がめちゃくちゃいい加減なのにワロタ(笑) アメリカ人はホント他国の事には何一つ興味ないんだなぁと実感。


・次号予告

 「パンツァーカイル」とは懐かしい……、まだこんな隠し玉がありましたか。

 そして……、遂にキターッ! 「ピンゾロとわたし」の大復活予告! 同人GJ時代で一番面白かった連載(まあその他にも「太平洋怒涛新聞」とか面白おかしい物がいっぱいありましたが(笑))が商業誌化したGJに戻って来るとは。しかも松田大秀先生のイラスト付きになるそうです。まあ最初の四回・一年分は過去分の再掲載だそうですが、そのうち新作が読めるようになると思うとワクワクしますね。
 
 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
 
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