【映画】感想:映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年:韓国)

パラサイト 半地下の家族(吹替版)

金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ https://kinro.ntv.co.jp/
放送 日本テレビ系。2021年1月8日(金)

【※以下ネタバレ】
 

全世界が熱狂し、かつてない社会現象を巻き起こした衝撃作!
本編ノーカットで地上波初放送!


2020年の米アカデミー賞で、作品賞、監督賞をはじめ4部門受賞&カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞!全世界が熱狂した超一級のエンターテインメントが金曜ロードSHOW!でしか見られない新吹き替え版で地上波初放送だ!物語の主人公は、半地下の家で暮らす4人の家族。彼らは、それぞれ身分を偽って裕福な家庭に就職することになるのだが…。監督は韓国が誇る鬼才、ポン・ジュノ。一家の父を演じるのは韓国の名優、ソン・ガンホ。そして今回の新吹き替え版では、家族の就職のきっかけを作る長男・ギウの声を神木隆之介が担当。平凡な幸せを手に入れたい一心で、誰も予想のできない衝撃の結末へと突き進んでいく家族たちの姿を、あなたの目で確かめてください!

 

あらすじ

 大学受験に失敗続きの青年ギウは、無職の父ギテク、母チュンスク、妹ギジョンと、一家四人で暮らしており、全員で内職をしてなんとか収入を得ていた。ある日ギウは、友人で一流大学の学生であるミニョクから家庭教師の仕事を紹介される。ミニョクは、一流企業の社長パクの娘ダヘの英語の家庭教師をしており、将来的には結婚も考えていたが、外国に留学するのでその間ダヘに虫が付かないようにしてくれという。

 ギウは妹ギジョンに大学の入学証書を偽造してもらい、一流大学の学生のふりをしてパク家に向かい、首尾よくダヘの家庭教師の職を得る。そしてダヘの母親ヨンギョが、ダヘの幼い弟ダソンの美術の教師を探していることを知り、妹ギジョンを赤の他人のふりをして紹介し、ギジョンもパク家で仕事を得る。

 さらにギジョンは策略でパク家のお抱え運転手を首にさせると、赤の他人のふりをして父ギテクを運転手として紹介し、パク家に採用させる。とどめで、ギテクはヨンギョにパク家の家政婦ムングァンが結核を患っていると思い込ませて首にさせ、代わりに赤の他人のふりをして自分の妻チュンスクを家政婦として雇わせる。こうしてギテクの一家は四人とも他人のふりをしながら、パク家に入り込むことに成功した。



 パク家の一家がキャンプで出かけて留守にしている間、ギテク一家はパク家の豪邸でわがもの顔にふるまっていた。ところがそこに首になった前の家政婦ムングァンが現れ、屋敷の秘密の地下室で、自分の夫グンセを借金取りから守るため、数年前から密かに養っていたことを教える。ムングァンは最初は下手に出ていたが、ギテクたち四人が家族であることに感づき、パク家に秘密をばらすと言って自分に従う様に命令する。

 六人が争っているところに、急遽パク一家が悪天候のため戻ってきてしまい、ギテク一家はムングァンとグンセを縛り上げて地下室に放り込み、なんとかバレずに逃げ出す。しかし大雨のため、ギテク一家の家は洪水で水浸しになる。

 翌朝。パク一家は息子ダソンの誕生日を祝うガーデンパーティーを開催し、ギウ、ギジョン、ギテクもそれぞれ招待される。ギウは地下室の様子を見に行くが、拘束を解いていたグンセに頭を殴られて昏倒する。さらにグンセは包丁を持ち出してパーティーになだれ込み、ギジョンの心臓を刺すが、チュンスクにバーベキューの櫛で刺殺される。ギテクは、パクがグンセの匂いを嫌がる姿を見て衝動的に包丁でパクを刺し殺し、そのまま逃げだす。



 事件は大きな話題となったが、凶行を犯したグンセがそもそも何者か分からず、さらにギテクも行方不明と、謎だらけの事件として扱われていた。ギウは奇跡的に回復し、母チュンスクと共に裁判にかけられるが、執行猶予となった。妹ギジョンは既に死んでいた。ギテクの行方はギウたちにも分らなかった。

 ある日、ギウは山から元パク家の屋敷を見ていると、屋敷の外の電灯が点滅しており、モールス信号だと気が付く。それは父ギテクからの連絡だった。ギテクはパクを刺し殺した後、そのまま屋敷の地下室に逃げこんでいた。死んだムングァンは屋敷の庭に埋めて葬り、今は一人で新しい住人たちに気が付かれないように必死に暮らしているのだという。ギウは、父からの連絡内容を知り、大金を稼いでいつの日か屋敷を買い取り、父親を解放しようと決心するのだった。


感想

 評価は○(まあまあ)。

 内容を全然知らずに視聴しましたが、割と面白かった。

 序盤から中盤までは、貧乏一家が策略で金持ちの屋敷に食い込んでいくブラックコメディーで、その辺りがなかなか面白いのですが、中盤に秘密の地下室が見つかった辺りからサスペンスと化し、最後は「世界のショッキング映像」と化してしまうという…… 

 番組のお知らせで「ショッキングな映像が有るのでお子様は注意」みたいなことを何回も告知されて、何のことかと思っていましたが、なるほどクライマックスは強烈でしたな。

 見ているうちに、ジャンルがコロコロと変化していく、なかなか練られた脚本の映画で、満足度はそれなりでした。
 
 

2021.1.8 よる9時~11時34分放送
パラサイト 半地下の家族
2019年制作 韓国映画 字幕 地上波初放送 40分拡大 本編ノーカット


ココがみどころ!!
アジア映画初のアカデミー作品賞受賞作!
神木隆之介のオリジナル吹き替え版!


ストーリー
裕福な家族の家に身分を偽ってパラサイト=寄生する一家
果たして彼らを待ち受けるのは…!?


キム・ギテク(ソン・ガンホ)は、失業中だが楽天的な父親。元ハンマー投げの選手で気が強い妻、チュンスク(チャン・ヘジン)と、大学受験に落ち続けている長男のギウ(チェ・ウシク)、美大を目指す長女のギジョン(パク・ソダム)と、仲良く暮らしている。しかし貧しい彼らの家は、半分地下。水圧が低いため家の一番高い場所にトイレがあり、天井近くにある窓は、開けっ放しにしておくと道路で散布される消毒などが家に入って来てしまう。4人は普通の暮らしに憧れて内職などを探すが、現実はそう甘くはなかった。 そんなある日、ギウのもとに友人のミニョク(パク・ソジュン)がやってきた。名門大学に通うミニョクが留学する間、ギウに家庭教師を代わってほしいというのだ。


ミニョクに乗せられ、ギジョンに大学の在学証明書を偽造してもらったギウは、ミニョクの家庭教師先へ。有名建築士が建てたその家には、IT企業の社長、ドンイク(イ・ソンギュン)と家族が暮らしていた。持ち前の受験テクを活かして、ドンイクの妻・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)と娘のダヘ(チョン・ジソ)の信頼を獲得したギウ。彼は、ヨンギョが息子のダソン(チョン・ヒョンジュン)に手を焼いているのに気付くと、ギジョンを彼の家庭教師に“偽装”することを思いつき…。ギウとギジョンの収入のお陰で、少しずつ上向き始めるギテク一家の暮らし。しかしギジョンは、次の計画に着手していた…!



キャスト/スタッフ
出演
<ギテク> ソン・ガンホ山路和弘
<チュンスク> チャン・ヘジン(津田真澄
<ギウ> チェ・ウシク(神木隆之介
<ギジョン> パク・ソダム(近藤唯
<ドンイク> イ・ソンギュン(東地宏樹
<ヨンギョ> チョ・ヨジョン(恒松あゆみ
<ダヘ> チョン・ジソ(早見沙織
<ダソン> チョン・ヒョンジュン(小林由美子
<ムングァン> イ・ジョンウン(田村聖子


スタッフ
<監督> ポン・ジュノ
<脚本> ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン
<製作者> クァク・シネ、ムン・ヤングォン
<音楽> チョン・ジェイル

 

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パラサイト 半地下の家族 公式完全読本