【少年漫画】感想:コミック「ゲッターロボ號 5巻」(原作:永井豪 作画:石川賢/1993年1月)

ゲッターロボ號 5 (少年キャプテンコミックス)

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ゲッターロボ號 5 (少年キャプテンコミックス) 単行本 1993/1/1
永井 豪 (著), 石川 賢 (イラスト)
出版社:徳間書店 (1993/1/1)
発売日:1993/1/1

【※以下ネタバレ】
 

あらすじ

 ゲッターロボは橘信一の操縦するメタルビーストと対決し、深手を負いつつも破壊に成功した。信一は最後に本当の自分を取り戻してから死んだ。陸戦用戦艦テキサスは移動要塞ドラゴンタートルに体当たりを敢行して動きを止め、主砲を発射して自らと共にドラゴンタートルを吹き飛ばした。かくしてランドウ軍の侵攻は食い止められたものの、連合軍も壊滅し、ゲッターロボも大破した。

 號と凱は大破したゲッターと共にクジラで日本に戻ることになったが、翔は日米両軍の調整役としてアメリカに残ることになり、ゲッターチームは解散となった。


 日本では、次々と上陸してくる自爆型メタルビーストを機能停止させるため、志願者たちによる決死部隊が解体作業に取り組んでいた。しかし停止方法を探るために多くの人間たちが犠牲となっており、號は指揮を執る神隼人を非難する。

 隼人は浅間山に自爆型メタルビーストが向かっていることを知り、あるものを守るため自ら解体作業に赴こうとするが、號は強引に解体作業を代わり、何とか機能停止に成功する。隼人が守ろうとしていた物は、廃墟となった「早乙女研究所」と、その中に残されていた「本当のゲッターロボ」だった。

 早乙女研究所は、宇宙から降り注ぐ謎多き宇宙線「ゲッター線」の研究を行っており、またゲッター線をエネルギーとするゲッターロボを開発していた。しかし、15年前、ゲッターロボのテスト中に何かが起こり、所員は全員消滅し、建物は廃墟と化してしまっていた。

 ランドウ軍は、アラスカ戦線のみならず、ヨーロッパ・シベリアでも敗北し、世界各国の連合軍は北極に向けて大反攻を開始しつつあった。追い込まれたランドウは、未完成の蛇牙城(ベガゾーン)を起動することを余儀なくされる。実はランドウは恐竜帝国と手を結んでおり、副官ラセツはハチュウ人類だった。

 早乙女研究所にハチュウ人類が襲撃してくるが、隼人はゲッターロボを起動させ、撃退に成功した。隼人は自分と號でゲッターロボを操縦するつもりだったが、ゲッターを動かせる最後の一人を號に迎えに行かせる。號は荒れ寺で武術師範をしている流竜馬という男と会うが、竜馬は問答無用で號を蹴り飛ばす。(続く)

感想

 怒涛の展開の巻。アラスカ戦線編に決着がつくわ、ゲッターロボ號は退場しちゃって代わりに待望の「本当のゲッターロボ」が出て来るわ、恐竜帝国は帰って来るわ、流竜馬も帰って来るわ、と、話題てんこ盛り。

 主役ロボットが途中から入れ替わるというのは富野アニメで散々見てきたパターンですが、バトンタッチした新ロボの方が格好いいというのは初めて見るパターンです。
 
 

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