【歴史】感想:エンタメ番組「X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏」『#10 月刊ムー』(2022年2月15日(火)放送)

ムー 2022年3月号

BS-TBS X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏 https://bs.tbs.co.jp/entertainment/xnenngo/
放送 BS-TBS
【※以下ネタバレ】

 

毎週火曜よる11:00~11:54
大ヒット企画の“関係者同窓会”を開催!なぜブームになったのか?ヒットとなる過程には何が?その舞台裏に迫る!

 

#10「月刊ムー」 (2022年2月15日(火)放送)

 

内容

#10「月刊ムー」
2022年2月15日(火)放送


今回は43年前に遡る。
1970年代に「ノストラダムスの大予言」が出版され大ベストセラーに。さらにテレビでは超能力者と自称するユリ・ゲラーがスプーン曲げを披露、日本は空前のオカルトブームに包まれた。そんな時代にスーパーミステリーマガジンとして産声を上げた「月刊ムー」。UFO、未確認生物、古代文明、超常現象など、数多の謎と向き合い探求を続け…現在、国内で唯一のオカルト専門月刊誌として多くのファンに支持されている。あの新海誠監督は映画の中で「歴史と権威ある雑誌」と賞賛。
今回は「ムー」一筋31年、5代目編集長・三上丈晴さんをはじめ、日本のオカルト分野を長年支えてきた関係者たちと歴史を振り返りながら、あのUFO墜落の代名詞ロズウェル事件や米国防総省が開示した地球侵略の脅威!そんな世界の謎と不思議に迫ります。


MC:カズレーザー
立会人:鹿目 凛(でんぱ組.inc
<関係者>
三上 丈晴(月刊ムー 編集長)
並木 伸一郎(超常現象研究家)
石原 誠 (漫画家)

 
●オカルトブームの始まり

 1970年代にオカルトブーム到来。衣食足りてオカルトを知る、というか、戦後四半世紀過ぎて世の中が安定してきたのでそういう物に興味がもたれるようになった。ヒット本「ノストラダムスの大予言」、超能力者ユリ・ゲラーヒバゴン、小型UFOとの遭遇介良事件など。

 ちなみに今では当たり前の言葉「UFO/ユーフォ―」だが、世の中に定着したのは実はあのピンクレディーのヒット曲から。それ以前は「空飛ぶ円盤」という言葉しかなく、関係者は概念を説明するところからしないといけなかったので、この曲で言葉が広まってありがたかった的な。



●ムーの誕生

 1979年に学研がムーを創刊。当時は小学生向けの「科学」「学習」が大ヒット中で、一般向け分野に進出すべく社内で企画が募集され、(二代目編集長の)太田雅男氏が「高校コース」誌で受けたオカルト要素の専門誌を提案。

 当初は隔月・A4サイズ・中学生以下がターゲット・ビジュアル重視・定価580円。しかしまるで売れず、七万部発行して半分売れ残る有様で、すぐに廃刊の危機に。そこで創刊翌年

・サイズをB5に縮小してコストカットして490円に値下げ
・ノンフィクションのミステリーを中心に
・ターゲットを高校生以上に

とリニューアルしたところ大成功。30万部売れるようになった。1982年には月刊化。



●月刊ムーのデザイン

 表紙イラストレイターは歴代六人。初代は映画のポスターなどで超有名な「生頼範義(おおらい・のりよし)氏。しかし創刊号は女性の裸が描いてあり、学生が恥ずかしくてレジに持っていけないという事件が発生。以後は穏やかな物に。

 レイアウトを担当するアートディレクター寺澤彰二氏(83歳)は創刊からずっと担当。オカルト本でも「おどろおどろしない」事が信条。女性読者を増やすため、創刊三号で表紙絵にワイングラスを入れると女性読者が30パーセント増えた。

 表紙絵の工夫は「絵に瞳を入れる/正面を見ている/女性の瞳」。これで読者をひきつけているという。



新海誠監督とのコラボ

 ムーはあの有名な新海誠監督の作品とコラボしている。「君の名は。」ではムーが劇中に登場。「天気の子」に至っては登場キャラがムーの編集者。


●ムーの未来

 6月9日発売予定の7月号で創刊500号。一応記念企画を考えているが、それより目の前の雑誌を作ることで手一杯。


感想

 ムー民大注目の回なのでキッチリ視聴。わりと聞いたことのある内容ばかりでしたが、表紙の「瞳」の話は初耳だったのでちょっと得した感じ。

 噂の名物編集長の三上氏は完全に宣伝塔というか、雑誌を売るためにキャラを作りこんでいるなぁって感じでした(笑) 学研で編集長まで上り詰めた人が、素で「スピルバーグは宇宙人の真実を知っている」とか主張する訳ないわなwww
 
 
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