【OVA】感想:アニメ(OVA)「タイムボカン王道復古」『Vol.2 タツノッコン王国で同窓会だコロン!』(1994年1月1日)

タイムボカン王道復古

タイムボカン王道復古 https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-timebokan/
放送 BS12。2022年4月10日(日)

【※以下ネタバレ】
 

4月10日(日)よる9時25分 ~ Vol.2 タツノッコン王国で同窓会だコロン!


ドロンジョボヤッキー、トンズラーのご存知ドロンボー一味は、ドクロベエならぬトグロべエの命令により、トグロストーンを求めて謎の国タツノッコン王国を訪れる。そこは何と、歴代のタツノコキャラ達が住んでいる国だった。街で暴れる三悪であったが、肝心のヤッターマン1号、2号は新婚ボケ。そこで、ガッチャマン、ポリマー、テッカマンキャシャーンら歴代ヒーロー達が三悪を倒すべく立ち上った。掟破りの爆笑巨編!

 

あらすじ

 ヤッターマンのオープニング曲でスタート。

 ドロンボー一味は、今回はアニメショップを経営し、通行人に「メカ」「セーラー服」「パンチラ」という流行の要素を全て取り入れたアニメをタダで見せると言って、店の中に誘導する。しかし店内で上映されたのは、「放浪戦士マタタビンガー」というタイトルの『セーラー服を着たロボットがパンチラをするだけ』という数秒しかないインチキ作品だった。それを見た観客は怒りまくるが、ドロンジョたちは、店に入るのはタダだが出ていきたいなら10万円払えと無茶を言い出し、観客からお金を脅し取って大儲けする。

 ドロンボー一味は久しぶりのインチキ商売で大儲けして喜んでいたが、そこに突然ドクロベエならぬ「トグロベエ」から、日本のどこかにある「タツノッコン王国」にある「トグロストーン」を奪ってくるようにとの指令が下る。しかしタツノッコン王国がどこにあるかは自分たちで調べろと言われ、途方に暮れてしまう。

 そんな時、ボヤッキーは、国分寺で経営していたそば屋に来ていた六人組(科学忍者隊五人と南部博士)がそばを食い逃げした後、タツノオトシゴのマークのついたマンホールに逃げこんだ事を思い出し、そこがタツノッコン王国だと見当をつけ、一味は巨大メカ「ロリコンダー」で出発した。

 一方、ドロンボーたちの悪事を盗み聞きしたオモッチャマヤッターマン基地に戻り、ガンちゃん&アイちゃんに状況を知らせる。ところが新婚ほやほやでいちゃついてばかりの二人には、オモッチャマの言葉は全く聞こえていなかった。

 ドロンボー一味はタツノッコン王国に乗り込むと、トグロストーンらしきものを手に入れようと暴れまわる。しかしそこに、科学忍者隊の五人、新造人間キャシャーン破裏拳ポリマー宇宙の騎士テッカマン、が現れ攻撃してきた。

 ボヤッキーロリコンダーを女子高生メカ「セーラームンムン」に変形させ、泣き落としを始めたため、キャシャーンテッカマンバツが悪くなって引き上げてしまい、さらに科学忍者隊のジョー、仁平、竜も台詞が無くてつまらないため姿を消してしまった。

 健とジュン、ポリマーだけが残っているところに攻撃を受け、ヒーローたちがピンチに陥ったところに、ヤッターマンが駆け付けた。ドロンボーはメカをさらに「オバンバー」に変化させるものの、いつものようにヤッターマン側のビックリドッキリメカに敗北してしまった。

 戦いの後、ドロンジョボヤッキーとトンズラーに久しぶりに一緒に戦えて楽しかったと言い、しんみりした空気の中、それぞれが今までの生活に戻ろることになった(ドロンジョは結婚していて七歳を初めに五人の子供がいるという衝撃告白)。しかしそこにトグロベエがお仕置きをすると宣言し、マタタビンガーロボから発射されたミサイルで三人は吹き飛ばされてしまう。そしてヤッターマンが夕日の向こうに帰っていくシーンで〆。

感想

 評価は○(そこそこ)。

 シリーズで一番の人気を誇る(多分)ヤッターマンの完全新作。ドロンボー一味のインチキ商売→どこかの国でバトル→おしおき、というあのフォーマットそのままで放送。しかも三悪だけでなく、ガンちゃん・アイちゃん、それどころかガッチャマンキャシャーン、ポリマー、テッカマン、もオリジナル声優が登場するという、まさに同窓会的作品でした。

 ちなみに、何故か板野一郎とか大張正己とか奥田万つ里とか大物アニメーターを起用しており、板野・大張両氏はメカバトルシーン、奥田万つ里はアイちゃんたちが出てくるシーンを担当、わざわざ画面に「原画:誰それ ●カット」とか書いてありました(笑)

 爆笑作品だったVol.1と比較するとイマイチ盛り上がらない感じでしたが、シリーズ復活を希望する当時のスタッフとファンには嬉しい作品だったと思われます。まあそこそこには良かったかな。

https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-timebokan/
タイムボカン王道復古

4月3日(日)よる9時25分 ~ Vol.1 チキチキ・ウゴウゴ・ホゲホゲマシーン猛レース
4月10日(日)よる9時25分 ~ Vol.2 タツノッコン王国で同窓会だコロン!



番組概要
タイムボカンシリーズ』を中心にタツノコアニメのキャラクターたちが一堂に会する、お祭り作品的ギャグコメディー!
タイムボカン』から『イタダキマン』までのタイムボカンシリーズ7作の歴代三悪が、主役の座を懸けてレースで激突する第一話。そしてその優勝チームが、新旧様々なタツノコキャラたちが暮らすタツノッコン王国で大暴れする、第二話の二部構成。



【ストーリー】
タイムボカンシリーズ』の新作出演権を賭けて、歴代三悪たちがなんでもありのメカレースを行うことになった。しかしそんな中、ドロンボー一味のボヤッキーだけがなぜか姿を見せない。そんな波乱含みのレースの末、見事優勝を勝ち取ったチームが主役となって、タツノコキャラが暮らすタツノッコン王国で、ガッチャマンキャシャーンタツノコヒーローたちと大激突する。



【出演者】
ドロンジョ小原乃梨子
ボヤッキー八奈見乗児
トンズラー:たてかべ和也
ドクロベエ、トグロベエ:滝口順平
ヤッターマン1号:太田淑子
ヤッターマン2号:岡本茉利
オモッチャマ桂玲子
大鷲の健テッカマン森功至
白鳥のジュン杉山佳寿子
キャシャーン西川幾雄
ポリマー:曽我部和恭
ナレーター:富山敬



【スタッフ】
製作:九里一平、生明俊雄
原作:竜の子プロ企画室
企画:成嶋弘毅、佐々木史朗
メインキャラクター:天野嘉孝
メインメカ:大河原邦男
音楽:山本正之神保正明
監修:笹川ひろし小山高生
プロデューサー:植田もとき、吉田昇一
監督:しぎのあきら
制作:タツノコプロビクターエンタテインメント

 

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