2022年9月22日木曜日
ハニワ開発室(ゲームデザイナーの隠居生活): 制作記.DALK
https://hannylaboratory.blogspot.com/2022/09/blog-post_22.html
私が制作に係わったゲーム(12)
思い出メモ
発売日 1992年12月
価格 6800円
ハード PC98.X68000.FM-TOWNS
監督.ゲームデザイン.ぷりん
サブ.TADA
アリスソフトで開発部長だったTADAさんの思い出話。今回は「DALK」です。おお懐かしい。当時はシミュレーションRPGだから、先行するファイアーエムブレムとかそのあたりから影響を受けたのだと思っていましたが、意外なことに、これでした。
↓
アリババと上海
DALKのゲームシステムは、これがモデルです
当時、私もぷりんも、これをプレイして影響を受けました
実に先進的なゲームで、たぶんファイヤーエンブレムなどのシュミレーションRPGも
これの延長で作られた物じゃないかな
アリババ
アップル2とか販売されていた外国ゲーム
上海(1985)
そのアリババを移植輸入した日本のメーカーが作った、似たようなゲーム
同シリーズで九龍島(1986)も闘気王(1987)とかもある
システムの特長
複数のキャラを順に操作(移動-戦闘)して戦闘しながら進めるゲーム
シミュレーションRPGのような面クリア型では無く
ゲーム全体を通して一つの世界を冒険していきます
いわば、フアイヤーエンブレムの仕組みでドラクエみたいな世界をプレイする感じです
おおお、意外なタイトルがぁ!?
アリババってこれですよ。
↓
ゲーム保存協会 1985年2月発売のソフト アリババ
https://www.gamepres.org/pc88/library/1985/1985_2.htm
発売元 スタークラフト
Genre RPG
発売日 1985年2月
機種 PC-8801以降ウルティマとウィザードリィがロールプレイングの二大巨塔として君臨していたころに登場し、しばらく売り上げ1位を持続していたアップルの「アリババと40人の盗賊」を移植。今までのロールプレイングゲームとは全く違う雰囲気をもっている。国王に忠実な兵士アリババとなり、国中を荒らしまわるエージア・ハッサンひきいる盗賊団を倒し、誘拐されている王女を救うのが目的。自分のキャラクターとして動かせるキャラは40人もいる(もちろん最初は一人だが、仲間を助け出したりすると、そいつも動かせるようになる)。それぞれのキャラを別々にダンジョン内で移動、戦闘し、ゲームを進めていく。人数が増えすぎると誰が、どこにいるのかわからなくなってくる。
ついでにいうと、これ。
【懐かしゲーム】「Ali Baba and the Forty Thieves」(1981):一時期ウルティマ・ウィザードリィよりも売れていたゲーム
https://perry-r.hatenablog.com/entry/2018/01/26/234746
大まかにいえば2Dダンジョン探索ゲーム。一見、レンガ風の壁で区切られた迷宮の中に大小の部屋が存在するように見えるが、それらは抽象的に物語世界を現しており、ある部屋はアリババの家、隣の部屋は王の宮殿、その隣は森の中、その隣は洞窟、といった具合の、かなり独特のマップとなっている。
プレイヤーは最初はアリババを操作するが、途中で出会うキャラクターを仲間にするとそのキャラクターも操作可能になる。ゲームタイトル通り、最高40人まで仲間にすることが出来る(もっともそこまでしなくてもクリアは可能)。
なんとリプレイもあります。
↓
Aufheben Software アリババ
http://software.aufheben.info/bbeep/bbeep.html?contents_key=aribaba
本来は「アリババと40人の盗賊」という小説に登場する主人公の事ですが、ここではスタークラフトから発売されたロールプレイングゲームの事をさします。 ロールプレイングゲームという分類ではありますが、シミュレーションの要素もあります。 ゲームはターン制で、主人公アリババや仲間達のターンに続いて敵のターンという風に順番に行動をします。この辺はスーパー大戦略にも似ていますね。
ゲームの目的は、主人公アリババや仲間達を操作してどこかにいるバディア姫を救出してアリババの家に連れて帰る事です。
DALKの元ネタがアリババにあったとは……、30年越しで知る驚きの真実やで!