■いきなりPBMネタ
突然最近になって、郵便でプレイするゲーム「PBM」(プレイ・バイ・メイル)の事が気になり始め、スターウェブとかフューダルローズとかイングリッズ・レースとかロボクラッシュとかその他諸々調べ始めたのですが……、対象範囲が広すぎて収拾がつかない(笑)
ということで、とりあえず、PBMでも知名度最強クラスの「蓬莱学園」の遊演体のゲームに限定して調べはじめたのですが……
いやまいったね。蓬莱学園とその前身のネットゲーム88は調べると結構情報が出てくるのですが、それ以降の作品が…… 蓬莱学園が如何に大成功したかわかると同時に、それ以降の遊演体ゲームって後10年もしたら忘れられてしまうのでは……
まあ、ここも同じ心配をしていますね。
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jpbma.or.jp
いまから30年以上前の1988年。神奈川県相模大野で設立されたゲーム会社「遊演体」は、インターネットという概念が出てくる前に、「大規模コミュニケーションエンターテイメントを実現しよう」と『ネットゲーム‘88』というゲームを作り出しました。
数百人から数千のプレイヤーが1つの仮想世界でRPGをするこのゲームは、当初は「ネットゲーム」と呼ばれていましたが、後の電子ネットワークを使ったゲームとは区別されるようになり、「Play by Mail(PBM)」と呼称されるようになります。
やりとりの手段こそ郵便でしたが、その根本は後のMMORPGの包含すらも目指した壮大なもので、熱狂的なファンを獲得しました。
その後、当時のRPGブームにも後押しされる形で、多くのPBM会社が設立されました。郵便だった媒体は、通信技術の発展とともに、Eメールを使用したPBeM、インターネットを活用したPBWへとゲームシステムは進化を続け、PBM出身のクリエイターが大規模オンラインゲームの制作などにも関わるようになりました。
本年30周年を迎えた『蓬莱学園の冒険!』『クレギオン#1 遥かなるアーケイディア』から始める形で、PBMという一時代を記したゲーム資料の散逸を防ぐためのアーカイブを作ろうというのが、本組織の目的です。
いやほんと、今集めておかないと、そろそろ当時の参加者が死に始める頃合いだからなぁ……、ファミコンのレトロゲームの方がよほど詳しく情報が解るもんなぁ。
ということで、今わかる時点で遊演体ゲームを調べまくってみました。
■目次
・ネットゲーム88(期間:1988年8月~1989年7月(全12回))
・ネットゲーム90 蓬莱学園の冒険!(期間:1990年1月~12月(全12回))
・ネットゲーム91 那由他の果てに(期間:不明。1991年秋~1992秋頃(全12回))
・ネットゲーム93 夜桜忍法帖/女神たちの黙示録&狼たちの決死圏(期間:不明。1993年春~1994春頃(全12回))
・S-NET 蓬莱学園の休日!(期間:1994年2月~7月(全6回))
・ネットゲーム95 鋼鉄の虹~Die Eisenglorie~(期間:不明。1994年秋~1995秋頃(全12回))
・ネットゲーム96 こうもり城へようこそ!(期間:不明。1996年春~1997年春頃(全12回))
・ネットゲーム97 勇者110番 -Call To Brave-(期間:不明。1997年春~1998年春頃(全12回))
・Team root-T(期間:1997年6月~9月)
・映画祭殺人事件~蛍坂純情探偵団(期間:不明(全6回))
・ネットゲーム98 星空までは何マイル?(期間:1998年5月~10月(全6回))
■ネットゲーム88(期間:1988年8月~1989年7月(全12回))
日本神話を元にした伝奇物。ライブ性が強く、リアクション以外に劇中で入手した様々な物品(メモを始めとする様々な手掛かり)が送付されることもあった。 (Wikipedia「プレイバイメールのタイトル一覧」)
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/PBM/k_pbmdic.htm
日本古代神話とクトゥルー神話を融合させたオカルトホラーPBM。邪神を復活させようとする怪物と、それを防ごうとする人類と2サイドに別れてプレイされた。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/history.html
テーブルトークRPGの面白さと、ゲームブックの手軽さに、ライブゲームの興奮を加味した新たなホビーとして遊演体のロール・パフォーマンス『ネットゲーム'88』(YOU)が登場。全12回を1年かけておこなうパターンはしばらく主流となる。アクション記入欄はハガキ1/2程度。アクション提出後もリアクション到着まで調べておくことが山ほどある、プレイヤーの努力が必要な作品。機械処理の「定番アクション」とマスターが処理する「フリーアクション」の2種類のアクション。パンフ兼用の無料スタートブック。
参加者のプレイの記録がこちら。
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PBMプレイヤー列伝 神話への回帰
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/story01.html
■ネットゲーム90 蓬莱学園の冒険!(期間:1990年1月~12月(全12回))
生徒数10万人を越える超巨大学園「蓬莱学園」の生徒となり、一年間を過ごすプレイバイメール。グランドマスターは柳川房彦が務めた。日本では2番目に行われた商業プレイバイメールであり、遊演体とプレイバイメールの知名度を一気に上昇させた作品である。
ストーリーの軸になったのは「90年動乱」と呼ばれる学内政権のクーデター話であるのだが、オーパーツや地球空洞説などのオカルトな要素がそれに絡み、学園ドラマというよりも学園を舞台にした軍事もの/伝奇アクションものの様相を見せた。 (Wikipedia「ネットゲーム90 蓬莱学園の冒険!」)
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/PBM/k_pbmdic.htm
南の島にある巨大な学園都市に入学して、そこで繰り広げられるアクション学園モノPBM。
一応「世界最後の秘宝」を探すという最終目的があったのだが、普通に学園生活をエンジョイすることから、部活動、軍事活動、政治活動までプレイングの幅が広いのが最大の特徴。
参加者のプレイの記録がこちら。
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PBMプレイヤー列伝 蓬莱八仙と私
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/story02.html
2017年の座談会
【ゲームの企画書】リアルを舞台に数千人規模でゲーム…そんなのは約30年前に存在した! 「蓬?学園」狂気の1年を今こそ語りあおう【新城カズマ×齊藤陽介×中津宗一郎 】
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/171230
ゲーム終了後に、設定資料集、小説、TRPG、漫画、ファミコンゲーム、等が発売された。PBM史上最も成功した作品と言って間違いなし。
■ネットゲーム91 那由他の果てに(期間:不明。1991年秋~1992秋頃(全12回))
架空の街、神奈川県波津野市が主な舞台となる多次元宇宙物。PCは迫り来る時空嵐に立ち向かう。同時平行で『RPGマガジン』にて、読者参加ゲームN91『HAZNOLIAは永遠に』が連載されていた。 (Wikipedia「プレイバイメールのタイトル一覧」)
http://crosshill.cool.coocan.jp/pbm.html
時空嵐という災害が発生し、神奈川県波津野市に多数の異世界との接点が開いてしまいました。怪事件に遭遇したり、異世界の生物と接触したり、罹災者を助けたり、といったお話でした。
http://sn.cocolog-nifty.com/sanzai/2005/04/pc_f962.html
神奈川県波津野市、波津野ニュータウン。閑静な新興住宅地はしかし、多次元世界の交差点となる特異点だった! 次々と開く異世界との扉、陸続する時空罹災。そして迫り来る時空嵐。独自に「時空救助隊」を立ち上げた市役所を中心に、市民とご近所さん達が世界を守るため立ち上がる!
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/history.html
それまでゲーム全体の統一感を重視していた遊演体が『那由他の果てに』(YOU)でサブシナリオ制を導入。隔号でコミック・リアクションを誌上掲載。
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/PBM/k_pbmdic.htm
神奈川県に波津野という架空の都市を作り出し、そこに異次元SFネタを絡めたPBM。異次元ということで各次元世界に複数のストーリーが展開された。
この作品から、いわゆる定番行動というものが無くなり、リアクションが小説形式一本に締められた。
■ネットゲーム93 夜桜忍法帖/女神たちの黙示録&狼たちの決死圏(期間:不明。1993年春~1994春頃(全12回))
現代日本を舞台にした忍者物。PCの立場は覚醒した忍者。最終的に全人類の半数以上が死滅する結末を迎えた(Wikipedia「プレイバイメールのタイトル一覧」)
http://crosshill.cool.coocan.jp/pbm.html
秘宝を巡って日本各地で繰り広げられる八大忍軍の闘争。6月の本拠地攻防戦を機に新たな展開に。忍者発祥の秘密が明らかにされてからは、忍者本来の姿である魔忍と魔王に対する戦いにと変化していった。遊演体サイキョウ(文字は想像に任せます)のマスター甲斐甲賀氏の個性が強く出た熾烈な戦いが繰り広げられました。複数のストーリーが絡み合って一つの大きな流れが作られていました。八大忍軍に大きく分かれたプレイヤーは組織内で強く結束しました。参加したゲームの中で一番まとまりがよかったと思います。組織内での昇進システムもモチベーションを高めていました。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/index.html
プレイヤー同士の競争を軸にした『ネットゲーム93~夜桜忍法帖/女神たちの黙示録&狼たちの決死圏』(YOU)では物語内での犯罪行為に対し「プレイヤーはどこまでやって良く、マスターはどこまで描写すべきか」が議論の対象となる。最終的に人類文明が滅亡する結末の異色作。システム的にはPCの能力値アップ専用選択肢を用意した最初の作品。ヒントの詰まったドラマやテーマ曲を収録したCDの配布や販売も行われた。アクションをかけるためには、参加者にランダムにばらまかれた「合い言葉」を集める必要があった。
ネットゲームと並行して以下も発売された。
・小説「スクールガール=オペレーション」(甲斐甲賀)
■S-NET 蓬莱学園の休日!(期間:1994年2月~7月(全6回))
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/index.html
コンピュータ処理重視によるマスターの負担軽減と価格引き下げを狙った『ネットゲームS-94~蓬莱学園の休日!』(YOU)が全6回で開催。リアクション・パターンの少なさやシステムトラブルで不評。
■ネットゲーム95 鋼鉄の虹~Die Eisenglorie~(期間:不明。1994年秋~1995秋頃(全12回))
メルヒェンの要素を内包した架空戦記物。1938年の中欧で発生した架空の戦争「硅緑内戦」が舞台。物語当初から重要PCを演じられる「コアプレイヤー制度」が導入されて話題を呼んだ。(Wikipedia「プレイバイメールのタイトル一覧」)
http://crosshill.cool.coocan.jp/pbm.html
第二次大戦前夜、中欧にある架空の国ケルンテンとグリューネラントの戦争。その背景には妖精界からもたらされた技術を元にした人型兵器イエーガーと、妖精界の父神オーディンと母神エルダの闘争、そしてナチスドイツの存在など。キャラクター面では軍人と民間人という大きな分類がなされました。
http://sn.cocolog-nifty.com/sanzai/2005/04/pc_f962.html
ナチスドイツの支援を受け、中欧の小国ケルンテンの北部諸州は、グリューネラントを名乗り独立を宣言した。内戦状態に陥るケルンテン、両軍が繰り出すのは有り得ざる人間型の兵器イェーガー、そして祖形たるウービルト。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/history.html
遊演体は『ネットゲーム95~鋼鉄の虹』(YOU)でパートナー制度を採用。PCは別世界に住む独立した人格を持った存在であり、プレイヤーはその行動を強く示唆することはできるが、すべて思い通りにはいかないとするもので、以後の遊演体の基本的なパターンの1つとなる。それを補完する意味で、プレイヤーの選択以前に既にキャラクターの氏名や能力が決定しているプレロールドキャラクター・システムを導入。また戦争部分の判定は実際にプレイヤー代表を集め、シミュレーション・ゲームで対戦させて決定した。
ネットゲームと並行して以下も発売された。
・小説「装甲戦闘猟兵の哀歌」
・小説「彗星城に亡霊は哭く」
・TRPG資料集「鋼鉄の虹 イェーガーハンドブック」
・TRPG「鋼鉄の虹―パンツァーメルヒェンRPG」(アスペクト)
■ネットゲーム96 こうもり城へようこそ!(期間:不明。1996年春~1997年春頃(全12回))
モンスターが闊歩する架空の街、北米はシスタージョウンを舞台にしたSFファンタジー。ストーリー本筋が三本の読者参加ゲームだった異色作。(Wikipedia「プレイバイメールのタイトル一覧」)
http://sn.cocolog-nifty.com/sanzai/2005/04/pc_f962.html
ペンシルヴァニア州シスタージョウン、ここは本物の怪奇に会える街。世界で唯一、本物の怪物が住み本物の超常現象が起こるこの街は、今日も危機寸前でいっぱいいっぱい。ゾンビとキョンシーが抗争し、タコゲル星人やロボットが徘徊し、吸血鬼よりもヤバい警官達が闊歩する。窓に、窓に、今日は怪獣昨日は隕石、銃撃戦もお好み次第。異常が普通なこの街の、人々そして人外達の毎日とは…。
http://crosshill.cool.coocan.jp/pbm.html
アメリカのとある地方都市が舞台。そこには妖怪や宇宙人など異形のモノが集まり様々な事件が起きています。また、それを見るために観光客が訪れます。各場所ごとに全く独立したストーリーで、マスターの個性が表現形式を含めて最大限に発揮されました。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/history.html
どんな能力のPCでも設定できる『こうもり城へようこそ』(YOU)。また各シナリオごとに専用の別ルールを用意することで謎解き、アクション、ラブコメと個性に富んだシナリオを可能とした。
ネットゲームと並行して以下も発売された。
・小説「こうもり城へようこそ!」(甲斐甲賀)
■ネットゲーム97 勇者110番 -Call To Brave-(期間:不明。1997年春~1998年春頃(全12回))
ファンタジー物。PCは異世界「フィア=メルト」へ転移してしまった桜崎市の住人。世界観的に「蓬莱学園」「那由他の果てに」「鋼鉄の虹」「こうもり城へようこそ!」と繋がっていて、ゆかりのキャラをエントリー可能。(Wikipedia「プレイバイメールのタイトル一覧」)
http://crosshill.cool.coocan.jp/pbm.html
都市ごと異世界へ召喚された桜崎市の人々と、魔王を倒す勇者を望んでいた世界の話。 勇者となって魔王の軍勢と戦ったり、魔王軍側に就いたり、地元の人と仲良くなったりという物語でした。基本的に一つの流れがあるも、各地域ごとにストーリーが展開しました。波津野市へ行く者がいたり、忍法を使う敵が登場したり、イエーガーが登場したりと遊演体ネットゲームの集大成でした。
http://sn.cocolog-nifty.com/sanzai/2005/04/pc_f962.html
剣と魔法の世界フィア=メルトはいま、魔族の進行の前に滅亡の危機に瀕していた。若き王はこの苦難を乗り切るべく、古の秘術で異世界の勇者を召喚する。
やがて門は開き、勇者が現れた… 呼びも呼んだり二万人!住民も建物も、まるごと引っこ抜かれて異世界に召喚された十万都市・桜崎市。勇者になった人もならなかった人も、元の世界に戻るためには魔王を倒すに他はない。出だしから調子の外れたヒロイックファタジーがはじまった!
ネットゲームと並行して以下も発売された。
・小説「勇者110番―あたしとあいつは最強ペア!?」(高城響)
■Team root-T(期間:1997年6月~9月)
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/trt/trt.html
概略
これは1997年6月1日から9月4日までの期間限定で開催された電子メイルを媒介としたPBM(PBeM)です。主催は商業PBMオフィシャルとしては最古参の遊演体ですが、実験作という位置づけであり、プレイヤーの一般募集はしていましたが、宣伝広告もせず、参加費も徴収しないでごく小規模で開催されたものです。
状況
プレイヤーは謎の組織(おそらくは政府系の組織であることは示唆される)「Team-root-T」の特別司令官に任命されます。プレイヤー・キャラクターではなくプレイヤー自身がです。その使命はパラサイトと呼ばれる特殊能力者による犯罪を阻止し、犯人を捕獲または駆除すること。そして任務を遂行するために、「Team-root-T」に所属するパラサイトである少女たちに電子メールを通じて指令を下していかねばなりません。
システム
指定されたインターネット上のサイトの一角にデータベース等が設置されており、そのニュースソースからプレイヤーは現在起きている事件の状況を知ったり、上司との質疑応答を行ったり、あるいは他の特別司令官と掲示板で相談することができますが、一部データベースは閲覧不可能となっています。またメンバーの少女たちと面談をおこなったり、私室の様子をうかがったり、その日記を盗み読みすることもできるようになっています。
調査段階での指令は各個にEメールを使っておこない、結果報告も重要で緊急性のあるものはサイト上でも告知されますが、それ以外はEメールで個別におこなわれます。最終的な捕獲・殲滅作戦については各特別司令官が提案をおこない、その中から優れたアイデアを取りまとめたものが少女たちに通達されます。そして1つの事件が完全に解決した時点で、一部始終の報告書が小説の形で掲載されるのです。
「Team root-T」 遊演体 - 付け焼き刃の覚え書き
https://blog.goo.ne.jp/jingujitsukiko/e/0df6046e00e2e3fea595567204fc08ec
遊演体がインターネット黎明期にこっそりテストプレイしていた企画の1つで1997年6月1日から9月4日までの物語。
プレイヤーは専用サイトにアップされる事件の数々から重要なものを見つけ出し、e-メイルでルートTメンバーたち少女や協力者たちにそれぞれの特性に応じた調査依頼を出し、その結果をもとに作戦を立案してルートTメンバーに実行を指示して事件を解決していくことが目的です。途中で手に入れたパスワードで閲覧禁止のデータベースにアクセスして事件の背後に隠された陰謀を知ったり、こっそりとメンバーの部屋に入って日記や彼女たちの趣味を調べ、それをもとに彼女らの心をなごませたり、相談にのってあげるといったことも任務のうちと、「直接に顔を合わせることはないけれど、インターネットの向こう側には自分と同じような人間がいる」と思わせるのが特色の作品。メールでしかつきあいがないという意味では、他のプレイヤーもNPCも同等なのです。
■ネットゲーム98 星空までは何マイル?(期間:1998年5月~10月(全6回))
http://kumatta.baconpotato.net/old/mg/n98/index.html
宇宙救助隊SRWFの決死の救助活動を追ったヒューマンタッチSFドラマ。
http://sn.cocolog-nifty.com/sanzai/2005/04/pc_f962.html
近未来、人類は宇宙へと雄飛していた。政府に変わる新たな社会組織フェデレーションを基盤に、エングラム能力に目覚めた人々は、はるか海王星を望み、他の惑星系を視野に入れるほどになっていた。
だが輝かしいはずの未来に影指すいくつもの事件そして事故。一つの糸に結びつくそれが導く結論は、太陽が超新星化しつつあると言う遥かな脅威の存在だった!
http://www7b.biglobe.ne.jp/~manase/history/history.html
遊演体最後のPBM『ネットゲーム98~星空までは何マイル?』(YOU)はスペースオペラ。新型エンジンやテラフォーミングの予備実験など成功すれば影響は大きいけれど、マスターの用意した選択肢には無い計画が実現可能かどうか、事前に往復はがきで問い合わせることが可能。インターネットからのアクション受付やFAXによる情報サービスも企画されたがシステムトラブルが相次ぎ実用にはならなかった。
そして、この後、遊演体は社員が大量退社して、エルスウェアとかライアーソフト(えっちいゲームの会社)とかを立ち上げていくのだった……
■あとがき
ネットゲーム88に参加したのですが、既に社会人だったのですぐについていけなくなり、月一で送られてくる冊子を読むだけの存在でした。まあ「お金が有って、24時間ゲームに向かい合える時間があって、体力があって」という状態ならまた違ったことになったかもしれませんけどねぇ。懐かしいというか苦い思い出ですな……
■参考にしたサイト
ネットゲームの思い出
http://crosshill.cool.coocan.jp/pbm.html
ChannelNOA:メールゲーム/Channel X
http://kumatta.baconpotato.net/old/mg/n98/index.html
PC履歴(遊演体編): 散財さんの完全散財!
http://sn.cocolog-nifty.com/sanzai/2005/04/pc_f962.html