2023年9月22日
CRAFTWORKの22年ぶりの新作『Geminism ~げみにずむ~』についてみんな気になる色々なことをBugBug10月号でスタッフ直撃ロングインタビュー!!
https://www.bugbug.news/b_game/131941/
『さよならを教えて』のCRAFTWORKが22年ぶりに新作を出すことになった経緯とは!?
『Geminism ~げみにずむ~』。美少女ゲームに詳しい人であれば、この作品──より詳しくいうならば“CRAFTWOTKの新作”が登場したことに驚いただろう。『さよならを教えて』から22年。CRAFTWORKはこれまでどうしていたのか、なぜいま新作を出すことになったのか、そして長岡氏の新作はどのような内容なのか。みんなが気になる色々なことを、BugBug10月号では新作のキーとなるお二人に直接インタビュー!! どこを切り取っても興味深くて面白い内容だが、そこから一部をお見せしよう。
20年前のエロゲを知る人たちがひっくり返ったと思われるCRAFTWORK復活ですが、その関係者の、代表で原画の長岡建蔵氏とシナリオ旭氏のインタビュー。引用だらけでお送りします。
──今回CRAFTWORKさんが発売される『Geminism ~げみにずむ~』はブランドとして22年ぶりの新作となります。この22年の間、何をされていたかをお伺いしたんですが。
長岡:なにをしていた……というか、ゲームが売れなかったので新作が作れなかったというだけで(笑)。
──ですが『さよならを教えて ~comment te dire adieu~』は今も熱狂的なファンがいるゲームですよね。
長岡:あの作品は後になって評価をいただいた作品なんですが、発売直後は鳴かず飛ばずで。なのでCRAFTWORKでの新作というのが作れなかったわけです。
──その間はどのようなお仕事をされていたんですか?
長岡:一応ゲーム系デザイナーとして、UIデザインなどをしていました。PS3の『涼宮ハルヒの追想』ですとか、PSPの『とらドラ・ポータブル!』のUIなどは自分のデザインですよ。
──そういったお仕事をしていく中で、今回22年ぶりのCRAFTWORKから新作ゲームを出されることになったのですが、これはどのような経緯でなのでしょう?
長岡:『さよならを教えて』のDL版を2016年にDLsiteさんで配信していただいたのですが、その後のセールで小ヒットしまして、お金が入ったんですね。それで制作費を賄うことができるというのが現実的な理由の一つです
──これはゲームに限ったことではありませんが、発表直後の評価は高くなくとも、その後時間をかけて評価される作品というものは少なくないですよね。『さよならを教えて』もそんな作品だったということでしょうね。
長岡:まあ、そういうことだったのかもしれませんね(笑)。
旭:どんどん新しいファンが更新されていくのを私は見ていますから。世代を超えて……特に女の子の心をとらえる作品ですよね。
──新しいファンは女性が多いんですか?
旭:多いです。もちろん男性のファンも多いですが、新規は女性が多いですね。
──なかなか興味深いお話ですね。そんな中で再起動するCRAFTWORKですが、今後もゲーム制作を続けていかれるのでしょうか。
長岡:再起動って言われても、こっちは辞めていたつもりはないんですよ。お金の問題で新作を作っていなかったというだけで。なので『Geminism』が売れれば制作を続ける未来もあるかも知れませんね。
2020年代にクラフトワークが復活するとか、作品が女性に受けているとか、色々信じられない事ばっかりですな(笑)
さよならを教えて 総集編 設定資料&原画集 comment te dire adieu [増補改訂版]