【コミック】AIが「ブラックジャック」の新作を作成!?【話がアレすぎる】

週刊少年チャンピオン2023年52号 [雑誌]

2023年11月22日 0:54 コミックナタリー編集部
ブラック・ジャック」新作が令和の週チャンに!機械の心臓に天才外科医が挑む
https://natalie.mu/comic/news/550080

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手塚治虫ブラック・ジャック」が今年で連載50周年を迎える。これを記念した新作「TEZUKA2023 ブラック・ジャック 機械の心臓-Heartbeat Mark II」が、本日11月22日発売の週刊少年チャンピオン52号(秋田書店)に掲載された。同作は手塚プロダクションの所属メンバーをはじめとするクリエイターと、「ブラック・ジャック」を学習したAIの力を駆使し、手塚の新作を制作するプロジェクト「TEZUKA2023」によって制作された作品だ。

「TEZUKA2023 ブラック・ジャック 機械の心臓-Heartbeat Mark II」は、ブラック・ジャックピノコとともに、最先端の医療技術が集まる企業・KAWAMURAテクノスを訪れる場面からスタート。企業のCEO・川村からとある女性患者を診てほしいと依頼されたブラック・ジャックがその病状を確認すると、“AIを活用した完全な機械の心臓”に血腫が発生していて……。本間血腫を治せなかったトラウマを持つブラック・ジャックは、この難題にどのように立ち向かうのか。

 
 ということでちょっと期待して読んでみたのですが……、これはアカーン( ;∀;)

内容

 BJはピノコと共に、とあるハイテク医療企業を訪問。そこのCEOから女性患者の治療を頼まれる。その患者は幼いころから体に異常があり、次々と体を人工臓器に入れ替えていたが、心臓に血種ができたので治してくれと言われる。患者はCEOの娘。しかしBJは本間血種(詳しくは本編読んでください)の件を連想し治療を断る。

 ところがピノコが突然「体が機械でも人間なのさ」的なことを言い出し、BJは治療を決意。しかしCEOはBJに断られたのでドクターキリコを雇って安楽死を依頼していた。

 キリコが薬を打とうとするが突然倒れてしまい、そこにBJが駆け込んでくる。BJは最終的に患者を管理するAIのバグが原因で血種ができていたことを突き止め。患者を救う。最後、BJがキリコを人工心臓にして助けておしまい。

感想

 絵は良いです。オリジナルと微妙に違うとはいえ、雰囲気はばっちり。

 しかし話がク●すぎた。別にBJは「患者が機械だから治せません」とか言っていたわけではないので、ピノコの説得で変心する経緯が意味不明すぎる。キリコが心臓病で倒れる展開も無意味だし。うん、これはないわ。


 手塚治虫があの世から「こんな似非BJを自分の絵みたいなので描きやがって」と激怒する級の出来栄え。アカンじゃろこれ。