【ゲームブック】小論文「日本におけるゲームブック史」(近藤功司氏)が面白い【歴史】

ファイティング・ファンタジー・コレクション ~火吹山の魔法使いふたたび

日本におけるゲームブック史の閲覧 | RPG学研究: Japanese Journal of Analog Role-Playing Game Studies
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 冒険企画局の近藤功司氏が11月に執筆した小論。ゲームブック好きには面白い内容。

[3.2] 「ゲームブック」という言葉が先にあって,それに申し合わせて各社がシリーズを作ったわけではないので(と,書いておいて,もしそうであったら申し訳ないと気づく程度の話なのだが),書評子の常として,集めた本を何らかのキーワードでくくる必要があり,そのときに自分が選択した言葉が「ゲームブック」であった.その後,英語圏でもgame bookという言われ方をすることに気づいたので,おそらくジャンル名としてゲームブックを選んだのは,正しいセンスだったのだと思う.

 
 えっ、何気なく使っているこの言葉、この方が作ったという事?!


 目次としては

1. はじめに
2. 「火吹山の魔法使い」の衝撃
3. ジャンル名の定着
4. 日本における発展
5. ブームを超えて、ゲームブックを捉えなおす
6. パラグラフ選択式ゲームブックの登場を再考する
7. 製本技術と編集
8. アドベンチャーゲーム
9. クトゥルフ神話テーブルトークRPGの復興
10. さいごに

 
 と、こんな感じになっており、オオっと思う方は必読です。