【人形劇】感想:人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4」第12話(最終回)「魔族の誇り」(2024年12月21日(土)放送)

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀4(サンファン) https://www.thunderboltfantasy.com/season4/
放送 ネット動画。

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【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回)「魔族の誇り」(2024年12月21日(土)放送)

 

あらすじ

 殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)は浪巫謠(ロウフヨウ)(西川貴教)を連れ戻すため魔界に到着したが、すぐに凜雪鴉(リンセツア)(鳥海浩輔)が姿を現した。凜雪鴉は魔王に手を出さないなら力を貸しても良いと申し出たため、殤不患はからかう相手が大物すぎると呆れかえる。

 二人は逢魔漏[オウマロウ]に封印されていた裂魔弦(レツマゲン)(小西克幸)を解放するが、そこに刑亥(ケイガイ)(大原さやか)が現れた。刑亥は凜雪鴉が捨てていった魔宮印章三個を手に入れており、その力を借りて三人に襲い掛かるが、凜雪鴉のふるう神誨魔械[シンカイマカイ]によって倒された。

 殤不患は凜雪鴉から、阿爾貝盧法(アジベルファ)(三木眞一郎)が魔宮印章四個を使い、浪巫謠を魔神へと変えようとしていることを知り驚く。


 西幽では皇女・嘲風(チョウフウ)(釘宮理恵)が、魔界に戻りたいあまり、もはや皇女としての勤めを果たせない状態となり果てていた。禍世螟蝗(カセイメイコウ)(速水奨)は、嘲風がすべてを捨てても魔界へ行きたいと望んでいるのを知り、魔道を追求する素質があるとみて、正体を現すと、嘲風を神蝗盟[シンコウメイ]の法師に加えた。


 魔王・阿契努斯(アケイドス)(梅原裕一郎)は、ついに地上への再侵攻を部下たちに命令していた。<完>

感想

 最終回にして、ようやく殤不患と凜雪鴉の本格的な絡みが実現。しかしいよいよこれから、という中途半端なところで第四部は終了……、なんてこったい。そして続きの完結編は来年2025年に映画として公開だそうです。

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 あーあ、手近で上映してくれる劇場がないし、これはブルーレイ発売とかそういうの待つしかないわ……、もどかしいねぇ。


総括

 評価は◎(良く出来ました)。

 2021年4月~6月に放送された人形劇の三年ぶりの第四期。相変わらず面白かったわー。


 浪巫謠(ロウフヨウ)(西川貴教)は憎い父親・魔宮貴族・阿爾貝盧法(アジベルファ)(三木眞一郎)を倒すため、あえて阿爾貝盧法の課す試練を受け、魔族としての力を覚醒させていく。凜雪鴉(リンセツア)(鳥海浩輔)は、今度は神蝗盟[シンコウメイ]の法師たちを己の享楽のための相手と定め、共に魔界へと赴く。殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)は丹翡(タンヒ)(中原麻衣)に懇願され、鬼歿之地[キボツノチ]のどこかに残されているという最後の神誨魔械[シンカイマカイ]を探す旅へ同行し……


 第四期は魔界を舞台にしたストーリー。もっと想像を絶する世界かと思っていましたが、貴族同士の権力争いなど、やっていることは地上の人間界とさほど変わらず。そんな世界での凜雪鴉の暗躍やらをメインに楽しく話を進めてくれました。

 意外と弱かった魔宮貴族たちとか、実は地上と魔界は繋がっていた!とか、神蝗盟の幹部法師の霸王玉(ハオウギョク)と花無蹤(カムショウ)が任務を放棄して駆け落ちするとか(笑)、実は凜雪鴉は魔王・阿契努斯(アケイドス)の分身的な存在だったとか、毎回「そう来るか!」という展開の嵐で堪能させてもらいました。

 しかしまあ、お話は半端なところで終わってしまい、続きとなる完結編はテレビ放送ではなく映画公開……、劇場の大画面で見てほしいという事かもしれませんけど、上映予定の映画館の数がが少なすぎて、とても大スクリーンで堪能することはできそうにないのがねぇ……、かなり割り切れませんなぁ(溜息)
 
 
 

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