http://www.amazon.co.jp/dp/B00284C11C
ブランド: シミュレーションジャーナル
ゲームジャーナル15号 本能寺への道
【※以下ネタバレ】
公式サイト
付録ゲーム
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_015/index.html
池田康隆デザイン
本能寺への道
プレイヤーは織田軍団配下の武将として支配エリアの拡大を図る。
敵は本能寺にあり!君は本能寺の後を無事、生き延びることができるか?
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_015/index.html
田島準デザイン
大戦略白村江の戦い
古代朝鮮半島における、三国鼎立期の倭、百済、新羅、高句麗、唐の戦いの最終局面、新羅・唐連合による朝鮮半島統一戦争を再現。
本誌
●特集「本能寺への道」
・本能寺への道 カラーページワイドグラビア
・本能寺への道 リプレイ
・本能寺への道 ヒストリカルノート
・付録ゲーム 本能寺への道 リプレイ漫画(松田大秀)
・反逆者は二人いた(円堂 晃)
・大戦略白村江の戦い ヒストリカルノート
<コメント>
イマイチ。メインは前号14号に続く再度の織田信長テーマということで「またか!?」感が物凄く、当然のように記事に新味無し。また、付け合わせが「白村江の戦い」と来て、百済だ新羅だ高句麗だと言われても興味ゼロで何の面白みもなく……
ただ唯一面白かったのは作家・円堂晃氏の「反逆者は二人いた」。これは氏の新刊(※2005年当時)「「本能寺の変」本当の謎 反逆者は二人いた」の宣伝ページで、本能寺の変について「明智軍が大軍で移動して奇襲できたはずがない」「信長側の防備が手薄だったのもおかしい」といった疑問点を元に、本能寺の変で裏切ったのは明智光秀ともう一人織田信長だった、という内容。
詳しくは本を読んでね、という形で引いており、面白いのですがいいところで切れてしまう、なんともモヤモヤさせられる記事でありました。
↓
●[連載]誌上ビッグ対談 大山格VS浅野竜二
ゲストは歴史家の大山格氏。
<コメント>
本誌のヒストリカルノートでお馴染みの大山氏が、意外にもウォーゲーマーで「戦国大名が、日露戦争が、第三帝国が」というゲーム話が飛び出してビックリでした。あと、帝国陸軍の戦車は、戦車というより歩兵支援装甲車のようなものだった、とのご意見だそうです。へー。
●[連載]わたしのベストゲーム!!
新連載。紹介者:鈴木銀一郎氏。紹介ゲーム:パンツァー・グルッペ・グデーリアン。
<コメント>
記念すべき第一回は重鎮・鈴木銀一郎氏で、とくれば当然PGGですよね。
●追悼 越田一郎氏逝く
13号の対談に登場した越田一郎氏が47歳で亡くなったとの告知。
第12回「ドイツ軍総退却 錯誤と誤解による休戦」。WW1末期の状況から休戦まで。
<コメント>
第10回・カイザー攻勢→第11回・連合軍最終攻勢、と来て、ついに戦争の終わりまで。今回もメチャクチャ面白く、戦争末期のドイツの混乱ぶりとかの描写が読みごたえ抜群でした。
●[連載]愛の連続四コマ劇場「ぼしん」(原作:無責任隊長シラガー/画:あおいそら)
第三回「黄門さまに会っちゃった!の巻」
<コメント>
ぼしんが水戸光圀の子孫の徳川慶喜に会っちゃったよ、という回でした。
●次号の予告
総合感想
評価:△。特集記事に魅力がないうえに、その他の記事も元気なし。ただ一つ「封印された第一次大戦」が面白かったくらいで、本号はあまりにも中身が薄すぎました。