【ウォーゲーム】感想:ゲーム雑誌「ゲームジャーナル No.15 特集:本能寺への道」(2005年6月1日発売)

ゲームジャーナル15号 本能寺への道

http://www.amazon.co.jp/dp/B00284C11C
ブランド: シミュレーションジャーナル
ゲームジャーナル15号 本能寺への道

【※以下ネタバレ】
 
 

公式サイト

www.gamejournal.net
 
 

付録ゲーム

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_015/index.html
池田康隆デザイン
本能寺への道
プレイヤーは織田軍団配下の武将として支配エリアの拡大を図る。
敵は本能寺にあり!君は本能寺の後を無事、生き延びることができるか?

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_015/index.html
田島準デザイン
大戦略白村江の戦い
古代朝鮮半島における、三国鼎立期の倭、百済新羅高句麗、唐の戦いの最終局面、新羅・唐連合による朝鮮半島統一戦争を再現。

 
 

本誌

●特集「本能寺への道」
 ・本能寺への道 カラーページワイドグラビア
 ・本能寺への道 リプレイ
 ・本能寺への道 ヒストリカルノート
 ・付録ゲーム 本能寺への道 リプレイ漫画(松田大秀
 ・反逆者は二人いた(円堂 晃)
 ・大戦略白村江の戦い ヒストリカルノート

<コメント>
 イマイチ。メインは前号14号に続く再度の織田信長テーマということで「またか!?」感が物凄く、当然のように記事に新味無し。また、付け合わせが「白村江の戦い」と来て、百済新羅高句麗だと言われても興味ゼロで何の面白みもなく……

 ただ唯一面白かったのは作家・円堂晃氏の「反逆者は二人いた」。これは氏の新刊(※2005年当時)「「本能寺の変」本当の謎 反逆者は二人いた」の宣伝ページで、本能寺の変について「明智軍が大軍で移動して奇襲できたはずがない」「信長側の防備が手薄だったのもおかしい」といった疑問点を元に、本能寺の変で裏切ったのは明智光秀ともう一人織田信長だった、という内容。

 詳しくは本を読んでね、という形で引いており、面白いのですがいいところで切れてしまう、なんともモヤモヤさせられる記事でありました。

「本能寺の変」本当の謎



●[連載]誌上ビッグ対談 大山格VS浅野竜二

 ゲストは歴史家の大山格氏。

<コメント>
 本誌のヒストリカルノートでお馴染みの大山氏が、意外にもウォーゲーマーで「戦国大名が、日露戦争が、第三帝国が」というゲーム話が飛び出してビックリでした。あと、帝国陸軍の戦車は、戦車というより歩兵支援装甲車のようなものだった、とのご意見だそうです。へー。



●[連載]わたしのベストゲーム!!

 新連載。紹介者:鈴木銀一郎氏。紹介ゲーム:パンツァー・グルッペ・グデーリアン

<コメント>
 記念すべき第一回は重鎮・鈴木銀一郎氏で、とくれば当然PGGですよね。



●追悼 越田一郎氏逝く

 13号の対談に登場した越田一郎氏が47歳で亡くなったとの告知。



●[連載]封印された第一次大戦別宮暖朗

 第12回「ドイツ軍総退却 錯誤と誤解による休戦」。WW1末期の状況から休戦まで。

<コメント>
 第10回・カイザー攻勢→第11回・連合軍最終攻勢、と来て、ついに戦争の終わりまで。今回もメチャクチャ面白く、戦争末期のドイツの混乱ぶりとかの描写が読みごたえ抜群でした。



●[連載]愛の連続四コマ劇場「ぼしん」(原作:無責任隊長シラガー/画:あおいそら)

 第三回「黄門さまに会っちゃった!の巻」

<コメント>
 ぼしんが水戸光圀の子孫の徳川慶喜に会っちゃったよ、という回でした。



●次号の予告

 次号No.16(2005年9月1日発売予定)… 特集「帝国陸軍の最期」。付録ゲーム「硫黄島決戦&ビルマの落日」。


総合感想

 評価:△。特集記事に魅力がないうえに、その他の記事も元気なし。ただ一つ「封印された第一次大戦」が面白かったくらいで、本号はあまりにも中身が薄すぎました。
 
 
 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

ゲームジャーナル15号 本能寺への道

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