2025/04/23 00:00
インタビュー【漫画家のまんなか。vol.27 すがやみつる】「漫画もITも可能性は無限にある」漫画家・すがやみつるの創作を支えるチャレンジ精神 - ebjニュース&トピックス
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/special/article/ja0158.html
トップランナーのルーツと今に迫る「漫画家のまんなか。」シリーズ。今回は、『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』などの人気作で知られる、すがやみつる先生にお話を伺います。
私の世代では「ゲームセンターあらし」の作者として刻み込まれているすがやみつる先生のインビュー記事。内容がメチャクチャ濃くてすんげえ面白さでした。何せ各章のタイトルを見ても
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●インターネット歴40年、私のパソコン通信ことはじめ
●海外モータースポーツ関係者との交流
とかから始まって、全部面白そう。そして読んでみると、一人分の人生の話と思えない密度であまりに面白すぎたので引用一杯で行きます。
●石森プロ時代と『仮面ライダー』を振り返る
「テレビマガジン」(講談社)が創刊(中略)当時の石森先生は月産500~600ページもの原稿を描いていたため、ここで『仮面ライダー』を描く余裕はありませんでした。
『仮面ライダー』の怪人やキャラクターを描く課題に、私はスケッチブック1冊分の絵を描いて持っていきました。「絵は下手だけど、やる気がある」と評価されて、私が『仮面ライダー』のコミカライズに採用されました。
石森先生は私たちに「シナリオなんか使うな。自分でストーリーを考えないと勉強にならない」という助言をくださり、とても助かりました。
<コメント>
当時は仮面ライダーを初めとして「テレビ番組の児童向け漫画化」というのはごく普通にあり、自分の世代は愛読していましたが、それに関する裏話が読めてすんごい興味深かったです。あの頃の漫画はこんな風な感じで描かれていたのか~。
すがや先生が描かれることになった理由とか、漫画の内容がテレビのエピソードとあんまり関係ない理由とか、そういうことについてのエピソードがどっと読めて興奮しきりでしたねぇ。
●企画書の大切さを痛感する
一般に、漫画を描き始める前に「ネーム」という下描きを編集者に見せますが、(中略)キャラクター設定やプロットをまとめた企画書を書いて、編集者に見せていました。(中略)企画書を提出して内容に問題がなければ、原稿を描いて渡すだけでした。
<コメント>
この辺りはへーという感じです。近年は漫画家業界を描く漫画は珍しくないので「漫画家と編集者がネームで打ち合わせ」という説明もおおむねイメージが湧きますが、漫画家漫画で文章で打ち合わせる作品なんて読んだことがありません。
「文章で内容をまとめてプレゼン」「ネームで没だとダメージがデカいが文章ならそれほどでもない」云々という説明は門外漢にもすごく納得できるところで、これはすごいアイデアじゃん! と思いましたが、こういうやり方はすがや先生クラスでないと受け付けてもらえないのかしらん?
●小説家としてデビュー
パソコン通信ネットで、ミステリの小説を連載していたところ、それを読んだ大手出版社の文芸担当編集者が声をかけてくれたのです。(中略)1994(平成6)年(中略)『漆黒の独立航空隊』を刊行し小説家デビュー。(中略)他社からも依頼が来るようになり、(中略)合計64冊の小説を上梓しました。
<コメント>
今更なのですが、「へっ? 先生、漫画だけでなく小説も書いてたの?」と目を白黒しました。あと小説は「菅谷充」名義のようで先生のお名前って漢字だとこう書くのか~と今更気が付いたです。そして64冊も出ていたのに全然知らなかった自分の不明を恥じる次第です<(_ _)>
●教育メソッドを学ぶため大学へ進学
2000(平成12)年を過ぎたあたりから、「大学で漫画を教えて欲しい」という相談が、方々から来るようになりました。(中略)しかし私は高校卒業と同時に漫画の世界に飛び込んでいるため、“大学”という世界を知りません。そこで2005(平成17)年に早稲田大学に入学します。私が54歳の時のことでした。(中略)60歳で修士課程修了
<コメント>
修士!! 50歳過ぎて大学に入って勉強というだけでも目がくらみそうなのに、そこからさらに修士課程まで進むって並大抵の話ではないです。漫画家×シスオペ×小説家というあたりでもう凄すぎたのに、そこにさらに修士まで加算されて、もう人生の密度が濃すぎる。このエネルギーはどこから湧いてくるのか。根本的に動力源(?)が違う感じです。
●漫画もITも可能性は無限大
2025年3月には、『まんが Excelで統計学入門』(技術評論社)という新刊が出ました。漫画で統計学を解説する作品ですが、ネームは私が担当し、絵は別な方にお願いしています。
<コメント>
80年代の「こんにちはパソコン」あたりしか知らなかのですが、2025年にもリアルタイムのITをテーマに作品を書かれているとは……、進化が止まらない人生過ぎる。あと調べたら「パイソン入門」とかあったし。

