感想:アニメ「絶対可憐チルドレン」第51話(最終回)


 アニメ「絶対可憐チルドレン」の感想です。

■公式サイト
http://www.z-child.com/

 CS放送・AT−Xでの視聴です。

第51話(最終回) 『51st sence. 桜花爛漫(おうからんまん)!じゃあまたね』


■あらすじ

 パンドラは海外に活動拠点を移し、ノーマルに弾圧されるエスパーの解放を進める。一方、日本ではチルドレンたちが小学校の卒業を迎え・・・


■感想

 涙々の最終回。原作では物凄いあっさり風味だった小学校編のラストですが、アニメではホントに「最終回!!」という内容に仕上がっていて文句無し、でした。

 元々原作漫画は「まあ、悪くは無いかなぁ」程度の印象しかなくて、アニメ化の話を聞いたとき1グラムも期待していなかったのですが、こんな面白いアニメになるとは。

 アニメ版が好きなのは、原作漫画に思いっきり欠けている「キャラクターを魅力的に見せる描写」ですね。漫画版では皆本は薫に念力で潰されてウギャーと言っているようなイメージしか無いのですが、アニメ版では良い保護者(でちょっとニブイ)で、三人もそういう人柄に魅せられてだんだん懐いていく描写とかが上手く語られていました(女性警官が紫穂に心を読まれるのを恐れて手を繋ぐのをためらう→その後皆元があっさり手を取る→紫穂が密かに喜ぶ、等)。

 主役の三人組も、漫画版では「小学生型超能力発揮マシーン」程度にしか見えないのですが、アニメ版ではそれぞれ個性の出た可愛いキャラクターに描けていて、見ていて本当に楽しかったです(基本的に作者の椎名高志氏は、女性キャラを魅力的に描く才能に欠けていると思う)。

 絵は原作よりまだ好きなくらいだし、キャスティングも(局長を除けば)イメージ通りだったし、OP/EDも良い曲揃いだったし、話は面白いし、キャラは可愛いし、言う事無しでしたよ。本当に大当たりのアニメでした。大満足です。


★最後の蛇足

 最終回に新キャラで例の黒髪美少女が登場しています。第二期やる気満々じゃん。