感想:ドラマ「刑事コロンボ」『悪の温室』(1972-73年)


 ドラマ「刑事コロンボ」の感想です。

■NHK海外ドラマホームページ・刑事コロンボ
h ttp://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/

 NHK−BSハイビジョンでの視聴です。

「悪の温室」  THE GREENHOUSE JUNGLE


■あらすじ

 蘭の愛好家ジャービス・グッドイン(レイ・ミランド)は、金に困っている甥のアンソニー(トニー)のため狂言誘拐を計画した。ジャービスは、誘拐されたトニーの身代金として、トニーの父の残した信託財産から30万ドルを引き出すことに成功する。最後に、ジャービスはトニーを射殺して30万ドルを全て懐に入れ、全てを幻の誘拐犯の仕業にしてしまうが・・・


■感想

 放映時間は1時間15分。

 本日初めて視聴しましたが、「二枚のドガの絵」に似たテイストの作品だと思いました。事件の状況に細かい疑問点はあるものの、決定的な物は何もなし、そして最後は一発ネタで犯人を黙らせてしまう、というあたりが。

 最後の最後までコロンボが何故あんなに自信満々なのか読めなかったのですが、「金属探知機で探してました」というところで「あぁ、あぁ、そういう事かぁ」とニンマリしましたね。「あっ、もうひとつだけ」とかは無かったのですが、初期コロンボ作品のテイストはよく出ていたと思います。

 あと、のちに別作品(魔術師の幻想だったかな?)で出てきたフレデリック・ウィルソン刑事が出てきていたのもニンマリでした。この人エリートという設定だったのかぁ。