アニメ「ガッチャマン クラウズ」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
CS放送・日テレプラスでの視聴です。
(地上波放送:2013年7月〜9月(全12話))
第10話 Crowds(クラウズ)
■あらすじ
立川に管山(すがやま)首相が逃げてくるが、カッツェはその情報をネットに流したため、クラウズが管山を狙って立川に集まってきた。ガッチャマンは塁の力でクラウズを見えるようにした後、「適当にダメージを与えて動けない状態」にして対処するが、無数のクラウズを処理しきれない。やがて、やる気を無くしていた丈が清音の檄で気力を取り戻して、変身して駆けつけてくる。
■感想
えっ、何これ。「クラウズは人が操っているから攻撃すると操作者が昏睡状態になる。よってガッチャマンは手も足も出せない」という設定だから、どうやって対処するのかとハラハラしていたのに、「パッケージ化すれば問題なし」という後出し解決法をさらっと持ち出してきましたよ。とんだだまし討ちです。
えーと、あとは
・管+鳩山みたいな情けない首相を出して現実の政治への皮肉?
・管山に「偉い人を叩いているだけ」とか言わせたり、クラウズの無責任な暴れっぷりを見せたりして、ネット界隈へのチクリとした一撃的なモノ?
・梅田の自滅で「ネットで調子に乗っているとロクな事にならないよ」という教訓?
etcが満載で、ヒーローモノではなく、ネット批判的なものとか政治批判的なものとか、を扱った娯楽じゃないアニメになっていて、もうどーにも素直に楽しめませんわ。正直このアニメの楽しみどころってどこなんだ。
残り2回。